本部情報

2010年07月30日

【本部情報】鹿児島県阿久根市「懲戒免職取消訴訟」結審

鹿児島県阿久根市「懲戒免職取消訴訟」7.23第1回控訴審にて結審


阿久根・竹原市長から懲戒免職処分を受けた阿久根市職員Aさんの控訴審第1回裁判が7月23日13時30分より、福岡高裁宮崎支部(横山秀徳裁判長)で開かれた。冒頭、市長が報道陣ともみ合い大声で罵声を上げる声が法廷内にまで聞こえ、凍りつく瞬間の後、市長が入廷した。横山秀徳裁判長が、請求の趣旨の確認を行い、即日結審した。判決は9月17日午後3時の予定。

本件は、市長が市庁舎内に張り出した職員給与に関する張り紙をはがしたことを、職員の士気低下につながるとして、市職員Aさんに対し懲戒免職処分を行ったことを不当とし、Aさんが処分の取消しを求め,2009年8月26日鹿児島地裁に提訴した事件である。4月9日、市長がした処分は社会通念上著しく妥当性を欠き、裁量権の濫用を認め、処分違法とし、Aさんの懲戒免職処分を取消すとの判決が下された。今回の控訴審は、市長がこの判決を不服として控訴したものである。
  
裁判終了後、宮崎市・ひまわり荘にて、県本部および単組、マスコミの出席で、報告集会が開かれ、東瀬戸鹿児島本 部副委員長、西田本部総合労働局法対労安局長によるあいさつの後、小川弁護士から改めて、今回の裁判の概要と 判決の見通しについて、「市長が提出した控訴理由書は原判決についての具体的指摘をしておらず、個人的感情を述べたまでであり、当方の言い分が通る可能性は高い」と述べた。
  
最後に、花木阿久根市職委員長が、最後まで裁判闘争を闘う決意を述べ、集会を終えた。

コメント (1)

平取町 崎廣秀樹:

なんで、市長のリコール運動を起こさないのでしょうか?
対抗馬を立てて闘うのが一番かと思いますが。
これだけ酷いことを行っているのだから普通は対抗馬が勝てると思いますが、現地には何かあるのでしょうか?

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