道本部情報
2010年06月02日アキラメはゲームセット、仲間と一歩ずつ前進しよう=青年部長会議
5月29~30日、道本部は、札幌市・自治労会館で青年部長会議を開き、83単組・総支部108人(うち女性10人)が参加した。
1日目、基調講演は名寄市職労書記長 東利博さん(元道本部青年部副部長)が、『仲間づくり、仲間の声と向き合おう』と題し講演した。
東さん自身が労働運動にかかわるきっかけが「青年部の集まりで、仕事のさせられ方の不満について話し合い、そこで『おかしいよね』と共有できたこと」と話し、「担い手づくりに悩むという役員の声があるが、上から目線になっていないか?一緒に学んでいくという姿勢が大事」だと強調した。その上で、「青年の感性は鋭いものがある(仕事の仕方の疑問など)、組合運動も青年の視点で取り組んでほしい」と話した。
続く分散会では、「課内の担当者が集約され、隣の係の人が外勤に出て不在の場合の対応を求められるが、現実的に対応できない」「職場が3人体制で、1人でも休むと仕事がまわらず、消化できない。代休ばかりたまる」という職場実態が出された。また、道本部から提起された当面する闘争方針(全単組総支部一要求シート)について「この用紙を単組に配っても、一部の役員が、ただ書くだけで終わってしまう気がする。職場レポートまで取り組めればいいが、まずはアンケートなどで仲間の声を聞いていきたい」といった発言があった。
2日目は、7月の参議院議員選挙北海道選挙区予定候補者「藤川まさし」さんがあいさつをした。
藤川さんは、「私が青年部の役員をはじめたときに、札幌市職で非常勤連絡会が立ち上がった。私の組合運動の原点は非正規労働者の課題。最近は連合が非正規労働者の問題について動いてきている。20数年たって運動が認められた思いだ」と述べ、「競争社会ではなく、協力社会・分かち合いの社会をめざす」とあいさつした。
その後、部長会議1日目に全参加者で取り組んだ「藤川まさし」さんへの「檄布」を、道本部幹事の森武さん・久保さんから手渡した。
【画像】青年部から「檄布」を渡される参議院議員選挙北海道選挙区予定候補者「藤川まさし」さん
その後、分散会報告、全体討論を行った。全体討論では「他単組と職場実態のつけ合わせをする中で、サービス超勤の割合がほかと比べて高く、振替休日も取れていないことに気付いた。全部員へアンケートを取り組み、仲間の率直な声をもとに『特別な事情がある場合は超勤予算の上限を超えて超勤手当を支給すること』など3項目の独自要求を確立した」など、16本の発言が出された。
牧野青年部長から「青年部運動を頑張ろうと思うきっかけもいろいろあると思う。ただ言えることは一人ではやれることは限られているし、やるのにも限界がある。自分が何をしたいのか。何を思っているのか、思いを仲間と話し合い仲間と一緒に運動していくことが青年部の組織強化には不可欠。アキラメてしまえばそこでゲームセット、仲間とともに一歩ずつ運動を前進していこう。職場の事実、仲間の声にこだわり青年の『ゆずれない要求』を確立し、すべての単組総支部、すべての職場から運動を強化していこう」と集約した。
最後に3本の決議の採択し、団結がんばろうで閉会した。
組合員専用ページのTOPへ