2009年10月30日

【ひとりごと】知事はどっち?=連合北海道大会

連合北海道第22回定期大会連合は、29日終了した。
連合は1989年、「平和、しあわせ、道ひらく」のスローガンを掲げ、働くものみずからつくる働く人たちのための政策、その政策を実現する力という2つの意味を込めた「力と政策」を掲げ結成された。

北海道においても、翌年2月、官民統一(全道労協、道同盟、道中立労連、新産別、新中立組合)により連合北海道が結成された。全国に先がけ地域協議会を設置し212市町村を網羅する地区連合を立ち上げ、来年20年を迎えようとしている。

結成当時から連合の職員であった上野さんは、役員退任(上野さんは退職年齢。この4年間は役員だった)のあいさつで「当時は『連合ってなんだ?!』と相手にもされなかった」と振り返った。しかし20年経った今では「北海道に連合あり」とその存在感が大きくなっていることは言うまでもない。
それに、約20年経過しようとしたところで、連合結成当時からの悲願であった『政権交代」も実現した。
今後、連合が果たす役割はますます大きくなる。

大会前、「連合北海道に、高橋知事が出席」そんな記事が新聞に載ったことことから、「連合北海道の大会」というよりも、「高橋知事が連合北海道定期大会に初参加」のニュースを報道したい取材陣でごった返した。
参加者にしてみればいい迷惑である。一方で、「なにを話すの?」と興味津々だ。

高橋知事はあいさつで、雇用状況の厳しさついて「国の動きと連携を図りたい、国にもしかりとした雇用対策を打ち出してほしと要請している」と述べ「緊急課題としての公共サービスについて連合と連携していきたいと考えている。また、労働課題や道内の諸課題を乗り越えていくために連合のご理解、ご協力を得たい」など「連携・協力」を強調した。


一方、上田札幌市長は、「政府との関係から言えば、陳情型はもう通じない、いかに北海道が活用されなければならないのか、いかに北海道が大事な存在かを考えさせるべきだ。日本のために北海道が役に立てるか、560万の道民の力を日本のために使いこなし、生かしていくことが大事だ」とあいさつした。

ほかの来賓に「どっちが知事なのかわからないあいさつだった」と、皮肉られても仕方がない状況だったのだ。

コメント (2)

emaka:

最近の高橋知事に対する民主党国会議員からの批判や政治姿勢に対する指摘などがマスコミで報道されることが多くなっています。
私自身は、これまでの鬱積した気分を少しでも晴らしてくれていますが、マスコミは「高橋知事いじめ」のような書き方となっており、この間、知事自身が民主党国会議員への要請が無かったこと、相談する姿勢さえなかったこと、さらに知事自信が自民党ありきでまったく民主党を無視していたことなどはほとんど触れられないマスコミに憤りを感じます。
道民党と言っていたのは誰なのでしょうか!!!
先日は、高橋後援会の総会などで、後援会は3選に向けての準備を進めるとしているようですから、連合・民主党は早急に準備しなくてはならないと思います。
一部のグループに、想定外の動きもありましたが、一切惑わされることなく、道政奪還に向けた取り組みが急務です。

イモ:

emakaさん

同感ですよ。

それにしても、高橋知事の豹変ぶりはどうしたものでしょう。

報道によれば、中旬には知事と道内選出国会議員との初の朝食会が予定されているようですし、伝え聞くところによると知事公館に民主党元道議らを招いて情報交換も考えているらしいですね。

今夏の選挙で必至で応援した自民党が大敗し、道内自民党衆議はたったの3人となり「中央とのパイプ」が崩壊してしまいました。

なので今後の道政運営に自信をなくしていることは間違いないでしょうね。知事は大いに自分の政治家としてのこれまでのスタンス=道庁版小泉改革路線を総括すべきでなのです。

いずれにしても高橋知事の3選に暗雲が漂いはじめたということですから、民主党はこうした知事の「民主党取り込み接近戦」に惑わされることなく、はっきりと「知事をお辞めなさい」と強く申し渡して欲しいですね。

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