道本部情報

2009年10月29日

今年も国民春闘アンケート実施します

10月29日自治労会館で、道本部2010国民春闘アンケート学習・検討会を開いた。

毎年行われているこの調査は、組合員の生活・家計状況や2010春闘に対する要求づくり。また、どのような状況で働いているのか、春闘に向けてどのような闘いを展開していくのか、組合員の思いを記入してもらう。
これを、職場討議資料として活用するとともに、中央本部や公務員連絡会などに十分意見反映させ、春闘強化に資することを目的としている。

今日は13時から、道本部役職員が会議室に集まり、釧路短期大学の杉本龍紀教授の意見書を頂きながら、どのようなアンケートの設問が現場組合員の気持ちや、労働環境の状況を分析できるかなどが話し合われた。

アンケートの調査は、全単組・全組合員を対象に行う。
道本部が送付するアンケート用紙に組合員が直接記入する方法で、11月18日~27日で集中的に取り組む。
この結果は、1月8日~9日の「2010道本部春闘討論集会」で報告し、機関紙、ホームページに掲載する。


検討委員会・学習会のようす

コメント (4)

さいばば:

お疲れ様です、初めてコメントを書きます。

以前に、このホームページ上だったと思うのですが
2009春闘アンケートについては
「約3万5千件回収し、その20%の集計結果」
と報告されていました。
回収した3万5千件のうち、集計には7千件しか使われていないのですね……。
もしかしたら自分の回答は集計対象外ではないかと気づいた時には、
少々寂しい気持ちになりました。

ただ、このホームページでは、アンケートに書かれた組合員の声を紹介してくださっていましたね。
そのように小さな意見を拾い上げてくださる丁寧な取り組みを、これからも希望します。

総合研究室:

さいばばさん、さっそくの投稿ありがとうございます。
「2割抽出」の問題、ごもっともでお気持ちよく分かります。
今年6月に実施して大会に報告書を提出した「組合員意識調査」でも同様な意見を、ゆにおんさんからいただきました。

この手の調査は、各産別でも行われていますが、都道府県レベルで行うところは少なくなっています。財政上の問題で、役員や書記が減り手が回らない、予算上からも縮小・中止するなどの事情が主な背景です。

道本部はこの種の調査を大切にして維持していますが、組織の減少で財政も厳しくなっています。企画と分析・報告書作成は自前でやっていますが、さすがに集計作業は外注です。
以前は全数を集計したこともありましたが、最近は予算上の現実判断で2割抽出にしているのが現状です。申し訳ありませんが、ご理解願います。

また、それなら最初から2割だけ実施したら、という意見もいくつかの単組からいただきましたが、これは統計データの正確性の問題で、一定規模の母集団から作為なしに抽出するというプロセスをとっているということです。

ただ、これはあくまでも財政上、数値データ上の問題です。
春闘に向かうにあたって、全組合員に生活・労働の実態を聞き、意見を集約して運動に活かしていくことが、このアンケートの本旨です。
数値カウントは2割ですが、もちろん全ての回答から各種意見は全部集約しています。

今回も昨日の検討会の議論を受けて、設問の最後の記述欄を今年も継続し、回答選択肢にも「その他」の記述欄を新たに増やして、より組合員の皆さんの直接の声を集約する機能を高めるように準備しているところです。

寄せられた意見に対する道本部の見解も09と同様に返していきますので、よろしくお願いします。

それにしても、こうしたコメントをもらうと、うれしさと同時にあらためて気合い?が入ります。ありがとうございました。

ハシノミヤ:

お疲れ様です。
先日地本青年部長の任を終えたハシノミヤです。

今年も春闘アンケートの時期ですか。早いですねぇ。

こういった組合員の意識を確認するものは非常に良い取り組みですし、これを学習資料として各単組・総支部で学習会や分散会に取り組むことも出来るのでありがたいです。

確かに道本部も財政難で色々と苦しいと思います。そこで提案なんですが、例えば集計用のエクセルシートを各地本、単組・総支部に配布し、それぞれの書記さんや書記長に集計してもらうというのはどうでしょうか?

イメージとして
道本(アンケート送付)→各単組総支部(集計、打ち込み)→地本(地本内集計)→道本(最終集計)
※もちろん意見などは道本部で集約

恐らくアンケート集計を単組・総支部で取り組んでも、その回答や意見をじっくり見る機会もないと思うので、ここから単組・総支部として何が出来るのか?また地本・道本に対して何を訴えていけばいいのかも見えてくると思います。
そして、道本の負担軽減・全件集計も可能といいことばかりです。
それぞれの担当者の協力を得るのが一番の難関ですが…。

それでも「みんなで道本部を支えていく」という視点に立てば不可能なことではないと思ってます。

現状で最大限何が出来るかを是非検討するにあたって、意見として扱っていただければ幸いです。

職場から真の労働運動を確立するために、これからもともにがんばりましょう!!

総合研究室:

ハシノミヤさん、地本青年部長おつかれさまでした。今後ともがんばってください。

自分たちでの手づくりの運動の原点のような発想の提案ですね。ありがとうございます。

道本部規模でやる調査ものの際に、直接やれるか、という現実的な問題になると、おっしゃるとおりの単組の現状や体制、技術的な問題を含めてデータの取り扱いの統一性などなど、様々な課題があり、簡単ではないと思いますが、あらためて検討させてもらいます。

ただ春闘アンケートに限らず、提案されたような発想で、それぞれがやれることを頑張っていくことは、これからの時代にますます大切になっていくと思います。

特に、自発性、創意・工夫がとりわけ強みを発揮できる青年部運動や、一人一人が具体的につながる職場の支部・分会活動などは、もっとこうした視点で各種の活動の活性化をはかっていきたいものです。

ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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