道本部情報
2009年09月20日本日20日、「アクティブコース」が閉校した
9月18日から始まった自治労北海道学校「アクティブコース」は本日20日、3日間の日程を終了した。
アクティブコース参加者と道本部スタッフ(クリックすると大きく表示されます)
1日目は、開校式、自己紹介を行い、大原元中央本部執行委員長が「労働組合と自治労の社会的役割」と題して講演した。次に「日本の労働者賃金の過去・現在」と題し、櫛部賃金労働部長が講演し、、「道本部ホームページと道本部ネット」について、道本部の配信をスムーズに行うためのシステム整備が行われる事について谷川教育情宣部長が説明し終了後全体で交流を深めた。
2日目の午前中は、公開講座として2つの講演を行い100人を越える組合員、政治フォーラム会員が参加した。
冒頭、自治労道本部に来局した自治労道本部組織内逢坂誠二さん(8月30日の総選挙・8区で当選)に急遽あいさつをいただいた。
逢坂さんは、「大臣就任の報道が大きく報道されている。今までの大臣は官僚の書いた原稿を読むだけだったが、今は自分の言葉で話す会見だった。ここに脱官僚だけではなく、政権が代わったことで、すでに変化が起きたことがみえる。今回、地域主権室長となった、ともに話し合いながら自治労のみなさんの思いを実現していきたい」と話した。
その後、公開講座の1つ目、「自治労共済の優位性」と題して、ファイナンシャルプランナーの須藤 臣さんが、社会保障を知った上での保険選びについて話した。特に、「利益を求めないことで、安い掛け金設定となり、みなさんの安心につながっている」と自治労共済が持つ優位性を強調した。
次に、「政権交代・労働組合はどうする」と題し山口二郎北海道大学大学院教授が講演し、「政権が代わったが、“1歩後退2歩前進”しっかりと議員とのつながりを持ちながら、自治労としての政策の実現に向けて望まなければならない。」と話した。
2日目午後には、「発想の転換による運動の企画」と題し、北海道自治研の際に尽力をいただいた、レーベン企画・南雲聡樹さんの講演を受け、その後グループワークを行った。
南雲さんは、「正職員と非正規職員の数が逆転している職場も出てきている。みなさんの職場をよく見つめ直してほしい。」と、臨時・非常勤職員と連携しなければ、この先自治体として疲弊が進んでしまうと話した。また、新規採用者の組織化に苦慮した経験があるなか、新規採用者でも多くの不満・不安があることも合わせて話し、「連休中にこのコースに参加して価値があったと思えるものにしてほしい」と強調した。
その後、グループワークというで、「こんな町がつくれたら」をテーマにグループごとに出し合い、模造紙に書き込み発表した。
次に、札幌市男女平等参画センターから4人の講師を招き、ワークシートを使いながら女性への差別意識チェックなどをグループで学習し、「女性差別は根強い。みなさんも職場に帰ったら仲間と議論してほしい」と話した。
このあと、表組織部長が「男女がともに担う第3次自治労北海道計画」について説明し終了した。
この日は、グループごとに交流を深めた。
最終日の今日、「自治労運動の現状と課題」と題し、木村副委員長が講演し「日頃の悩み、相談についてしっかりと対応する中から、組合員との信頼を築くことが大切。公務職場で働く“労働者”として意識しながら、課題に取り組まなければならない」と話した。
その後、グループごとにこの3日間の学習・交流からどのように職場で実践をしていくかを議論した。「何ごとも一人で抱え込まず、仲間に相談できる職場づくりを今後とりくみたい」など、グループごとに模造紙に書き込んだ内容を発表した。
最後に、三浦学校長が修了証書を一人ひとりに手渡した。
三浦学校長は、「政治については、山口二郎教授の講演でも問題提起がされた。今の政権をしっかりと支えるためにも、来年行われる参議院選挙において民主党のさらなる躍進はもとより、私たちの推薦する“えさきたかし”さんを圧倒的に支持していきたい。また、新規採用者の組織化は非常に難しいが、本日学習したことを活かしながら、交流し、みんなで議論して自治労運動の前進へとつなげてほしい」と3日間を振り返りあいさつした。
最後に木村副委員長の団結ガンバローで「アクティブコース」を終了した。
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