道本部情報

2009年07月05日

大きな力をつけて頑張ろう!=臨時・非常勤等職員連絡会

7月4日、札幌市・自治労会館で自治労北海道臨時・非常勤等職員連絡会議第16回総会兼第25回全道交流集会を開いた。

冒頭、主催者を代表して高野美枝子議長(全道庁上川)は、昨年末の派遣切りにみられる非正規労働者への、憲法で保障された生存権さえも脅かす非人間的な扱いに触れ、「人間としての誇りや扱いをされるような社会にするために、一人一人が職場や地域で声をあげて、均等待遇、安定雇用をめざそう!」とあいさつ。


【画像】高野美枝子議長

来賓の道本部・山上書記長は、厳しい情勢下での人勧期闘争を、「生活しうる一時金の確保、基本給の水準確保、自宅に係る住居手当の存続、臨時非常勤等職員の待遇改善に向けて全力をあげて取り組む」と道本部としての決意を述べ、目前に迫った総選挙については、「今の政治を変えない限りは、我々労働者や社会的弱者が人間としての尊厳を保てない。政権交代のために、労働組合として持てる力を存分に発揮したい」と強調した。


【画像】道本部・山上書記長

続いて相原久美子参議院議員(札幌市職連出身・自治労組織内協力国会議員)は、自らも臨時・非常勤出身で運動に関わってきたことを振り返ったうえで、「国会活動において、非正規労働者の処遇改善のための立法化をめざす。現在、チーム相原として学習会を重ね、準備中である。情勢は確実に進んでいる。皆さんも自分たちのため、そして次の世代の人たちのために声を出していこう!」と激励した。


【画像】相原久美子参議院議員

総会では、経過報告、活動方針、幹事会体制を満場の拍手で承認し、終了した。

引き続く、全道交流集会では、「団結への道~一人はみんなのために、みんなは一人のために」と題して、本部・合田忠司組織局次長が講演を行った。
講演では、非正規の処遇改善と雇用安定に向けた、臨時・非常勤等職員の法整備のための検討委員会報告書(暫定)の内容について、特に最近の判例をもとに解説し、職場でのたたかいへの活用を訴えた。
また、ここ数年の非正規を取り巻く情勢の変化について、「ここにいる皆さんの運動によってつくり出したものであり、主役(当事者)が多ければそれだけ力になる。さらなる運動強化を!」と、組織と運動の強化を強調した。

道本部の提起の後、11の分散会に分かれて、処遇や雇用の実態について話し合い、その中で、「職場が民間委託化に決定した。今後の雇用や処遇について不安がいっぱいである」という、切実な訴えが出された。

全体討論では、「交渉時に、当該の臨時・非常勤の人達も一緒に望むことへの指導強化を!」。「黙っていてはダメ!もっと声を出していくことが重要!」との発言があった。また、組織化に向けて当該者とともに参加した基本単組委員長は、「来年は、組織化した中で参加したい」と決意が述べられた。

最後に、高野議長は、22単組・総支部、95人の参加者にお礼を述べたうえで、「来年は、今日参加の皆さんが仲間を一人連れて参加すれば、200人になる。簡単なことではないが、隣の仲間に声をかけて、大きな力をつけて安定雇用、均等待遇に向けて頑張ろう!」と締めくくり、団結ガンバローで閉会した。

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