逢坂議員の国会報告

2009年06月10日

【逢坂議員の国会報告】公文書管理法案=今日、可決採決の見込み

臓器移植4法案昨日、臓器移植法改正4法案について、
衆院本会議で、中間報告が行われています。

厚生労働委員長から審議状況の報告、
その後、4法案の提案者から、
提案理由等の説明がありました。

昨日の本会議は、報告説明のみであり、
今後の採決の方向はまだ決まっていません。

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臓器移植法案については、
様々な意見があり、簡単な問題ではありません。

人の死を法律で決めることに対する、
精神的な拒絶反応もあり、
極めて敬虔な問題になっています。

通常の法案とは全く違う性質を帯びているのです。

そのため、
事前の代議士会でも、
野次などについて節度を持つようにとの
指示もあったところです。

ところが現実には、
審議経過の報告も、
提案理由等の説明も聞かず、
私語に終始する議員も多くおりました。

あげくの果てには、
くだらない野次を飛ばす議員もおり、
呆れるばかりです。

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与党からは、法案の本会議採決を
16日に行うことが提案されています。

私個人は、今国会で結論を出すにせよ、
もう少し慎重に対応したほうが良いと考えています。


亡国の予算
昨日は、介護職員の処遇改善と、
介護拠点施設の整備予算、
約7千億円の基金について検証しています。

その結果、次のような課題が浮かび上がっています。

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予算積算内訳が不明
(毎度のことですが…)

介護報酬3%アップと1.5万円アップの関連が不明
(10月以降に介護報酬とは別に1.5万円給与が上がるなら、
 事業者は、あえて4月から
 介護報酬アップによる給与増を行わない可能性がある。)

2年半後にこの制度が廃止された場合の対応が不透明
(減額分を保険で賄う場合、自己負担の大幅増になる)

今回の措置は、ケアマネージャ、理学療法士など、
介護職員以外には適用されず不公平感がある

自治事務に対し交付できる根拠が薄弱

施設整備費単価アップが不透明

整備費支援と合わせてランニングコストへの配慮も必要

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この予算も、慌てて場当たり的に
計上した雰囲気が読み取れるうえ、
相変わらず予算積算内訳も根拠も不明です。

予算が成立した今も、
これが日本の予算の現実なのです。

予算審議などは全く機能していないということです。

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明日は、
地域活性化・公共投資臨時交付金
1兆3,790億円について検証します。


公文書管理法案
昨日、公文書管理法案修正の
協議が完全に整いました。

修正案は、共産党、社民党も含む与野党全党の共同で
提案されることになりました。

全党の共同修正となったことについて、
感慨深さを感じます。

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付帯決議も、昨夕、最終合意しております。

私からは、15項目の付帯決議案を提案しておりましたが、
その一部を修正の上、14項目が認められました。

提案したのは全て重要な付帯決議であり、
全て認められなかったことは残念です。

しかし、その一方、
14項目も付帯に盛り込まれたことを
評価する声があります。

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いよいよ今日の衆院内閣委員会で
可決採決の見込みです。

コメント (1)

公文書管理法案の付帯決議は、最終的に15項目になりました。

委員会採決の直前に急転直下、逆転だったのです。

色々と説明した後に、何とかご理解を頂きました。

\(^o^)/

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