逢坂議員の国会報告
2009年06月02日【逢坂議員の国会報告】亡国の予算を検証する勉強会
1)亡国の予算を検証する勉強会
今日、三回目の「亡国の予算」を検証する勉強会を開催します。
以下は、これまでの2回の、
簡単なまとめです。
【国 立メディア芸術総合センター】
国立メディア芸術総合センター
(国営マンガ喫茶)予算の課題
1. 「メディア芸術の国際的な拠点の整備に関する検討会」の3月会議では、夏頃に中間報告を出す予定だったが、4月の検討会で急遽、実施が決められている(設 置根拠が曖昧)
2. 予算117億円の積算内訳が不明・不透明(予算審議にならない)
3. 今後、用地確保、設計、工事、竣工までを年度内に実施するのは不可能に近い → 年度内予算消化不能? → 補正予算である必要なし
4. 今回の予算117億円は、箱モノ建設経費のみであり、展示物など収集収蔵品の経費が別途必要
5. 今後の運営経費は全く不明(将来負担は不透明)
6. 独立行政法人国立美術館が、外部委託により運営する予定とのことだが詳細は不明(国の施設を国立美術館が外部委託できる根拠なども明らかにすべき)
7. そもそも本施設を国費で実施する妥当性はあるか(石坂啓さんの指摘など)
8. 芸術文化面では、もっと優先順位の高い事業があるとの指摘も多い(地域伝統文化の振興・保護、地方文化施設・ソフトの充実など)
9. この施設に関し、本補正予算以外に要している経費も不明
10. 検討会報告書の建物イメージ図作成のコスト等も不明
【エコポイント】
エコポイント事業予算の課題
1. この事業実施をどのような経過で決めたか、他方式のとの比較検討をしたか等、政策決定の過程が曖昧
2. 二酸化炭素削減効果の検証が不十分(二酸化炭素を年間400万トン削減といわれるが、それは利用に係るものだけ、製造、利用、廃棄など総合的な削減検証が ない。環境政策とは言い難い。)
3. 予算が成立していないのに事実上事業がスタートした(議会軽視)
4. 事務局団体、基金管理団体の選定過程が不透明
5. 事業費約3千億円(うち事務費23億円)の積算内訳が不明(予算審議にならない)
6. 省エネラベル発行(?)取扱いの実態とその管理団体(財団法人省エネルギーセンター)の内容が不透明
7. 領収書等の保管から申請に伴うトラブル(偽装、虚偽、紛失、周知不徹底等)が懸念される
8. 基金管理、基金取り崩し、果実の扱い、精算時期など、基金全般の扱いが不明
9. 7月までにエコポイントの申請が間に合うよう仕組みを構築できるのか
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以上、これまでの簡単なまとめです。
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