2009年04月27日

一人ひとりの労働者は弱い、だから結集=富良野広域連合労組結成

4月24日富良野市で、富良野広域連合職員労働組合(略称:富良野広域連合労組)の結成大会(第1回定期大会)が開かれ、組合員18人による新たな労働組合が結成された。

富良野広域連合は昨年9月に発足し、富良野市、上富良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村において行われていた一部事務組合(衛生、給食、草地、消防)の業務が4月に移行されたことを踏まえ、「新たな自治体における労働組合が必要」との共通認識のもと、関係5単組による富良野広域連合労働組合設立準備委員会で協議が進められていた。


【画像】岩崎準備委員会委員長

結成大会には、広域連合職員のほか関係単組の組合員も出席し、冒頭、岩崎準備委員会委員長(上富良野町職)は「広域連合は1つの自治体であるが、これまでの一部事務組合同様、自賄い方式が解消されておらず、賃金・労働条件については今後もさまざまな課題が予想される。広域連合労組の運動のみならず、関係5単組のさらなるタッグで一緒に課題解決にあたっていきたい。」とあいさつした。


【画像】富良野市労連・関澤委員長

続いて、富良野市労連・関澤執行委員長は、「人数は決して多くないが、組合結成によって当局と主体的に協議できる環境ができる。富良野市労連としても全力で運動をバックアップしたい。より良い職場づくりをめざしてともにがんばろう」と激励のあいさつを述べた。

来賓として道本部、地方本部のほか、富良野、占冠の消防職員行政研究会職員も大会に出席し、労働組合結成にあたって、お祝、連帯のあいさつをした。
道本部木村副執行委員長は、「昨年からの準備委員会での議論に敬意を表すとともに、新たな労働組合の結成を心からお祝いしたい。一人ひとりの労働者は弱いが、それだけに結集が必要。労働者が大切にされない今の社会を変えていくためにも一緒にがんばろう」と呼びかけた。

議案審議では、労働組合の結成、組合規約、運動方針など、すべての議案が満場一致で確認された。役員選出では、執行委員長に三浦由也(総務・衛生分会)さんが選出され、「広域連合のエリアは広く、働く場所も様々だが、組合員の交流を深めていきたい。今は、18人の組合だが、同じ職場ではたらく仲間を組織化していきたい。みんなの協力で運動前進に向かってがんばろう」と就任にあたって決意を表明し、力強い団結がんばろうで結成大会を終えた。


【画像】組合旗を持つ、三浦委員長(左)と道本部木村副委員長

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