2009年04月13日

公共サービス民間協「労働者集会」道南地区で初開催!

4月11日道南・北斗市で、渡島・桧山地方本部合同の「公共民間労働者集会」が開かれ7単組・30人の仲間が参加した。この取り組みは、道本部公共サービス民間労組協議会幹事会で議論され、その方針を受け全道で初めて開催した。


【画像】中村道本部民間協議長

冒頭、中村道本部民間協議長(函館・亀田清掃労組)は、「同じ地域で働く同じ公共民間労働者として労働運動を行っているが、案外他単組の取り組みは知らないものだ。この集会を契機に、交流を強化して次年度以降につなげていきたい」とあいさつした。


【画像】川村渡島地方本部委員長

続いて、川村渡島地方本部委員長が「この間、地本として職種別の集会を開催し、公共民間の仲間も参加いただいていたが、公共民間だけで職種を乗り越えた今回の集会は大変意義深い」とあいさつした。

集会では、大出道本部組織部長(道本部民間協事務局長)が、「公共サービス民間労働者の現状と課題」と題して講演した。


【画像】大出道本部組織部長

大出道本部組織部長は、道本部公共サービス民間労組協議会の目的や活動目標・必要性に触れ、「各単組の賃金・労働条件向上、闘争支援のために、民間協として他単組の賃金・労働条件を把握して情報発信し、たたかいのバックデータに活用できるような形にしていきたい」と、将来的な展望を述べた。また、財政難等で喘ぐ自治体の現状や、民間の立場で公共サービスを担う仲間の現状を分析したうえで、「組合をつくった時、自治労に加盟した時の気持ちを再度確認し、自らたたかいをつくることが重要だ」と述べ、「組合員との議論から要求をまとめ、使用者と交渉し、組合員と再度議論するという、当たり前の運動の点検が必要」だと強調し、また、日常的な自治体単組との連携や交流も大事だと話した。最後に、「たたかいの中から労働組合の存在を見せつけて、職場における過半数組合をめざしてほしい」と話した。

その後、川村渡島地方本部委員長が、「函館地区清掃共闘会議の歩み」について講演を受けた。講演の中では、80年代の行革の中で、公務における清掃部門の民間委託化に伴って、委託先の民間労組結成に係る経過やその後の共闘会議結成に至る経過について述べ、「公共サービスの質を確保するためには、民間も公務もない。特に民間委託先労働者の賃金・労働条件を守り、向上させることが公共サービスの質の向上につながるとの認識で取り組んできた」と強調し、「今後も、同一価値労働・同一賃金を目標に、労働安全衛生についても、今以上に積極的に取り組む」と、今後の課題に触れた。

講演の後、参加した全単組が09春闘の取り組みや、単組課題について報告した。現状の厳しい環境の中にある各単組の奮闘を全体で共有した。

最後に、中村議長は、「各単組の積極的な活動、たたかいを聞いて元気が出てきた。本当に有意義な集会だった。今後も、このような集会を開催していきたい。」と集会を締めくくった。


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