朔風プレミアム

2009年03月25日

【朔風プレミアム】検察の重大ミス?=元東京地検特捜部検事の見方

小沢代表の秘書が逮捕されて以降、マスコミで検察批判を展開している郷原 信郎(ごうはら・のぶお)
元東京地検特捜部検事,、長崎地検次席検事で桐蔭横浜大学法科大学院教授・コンプライアンス研究センター長が「日経BPONLINE」で昨日の起訴を受けてのコメントを発表している。

今回の事件の背景と真相を考える上で参考になる。全文読むには会員登録が必要。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090323/189737/?P=1

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コメント (3)

e-makabe:

早速、会員登録して、ダウンロードしました。
まだ、読んでいませんが、これからじっくり見てみます。

最近は、週間金曜日にも掲載されていますが、
小沢擁護の論調もでていますが、政治記者などのプロや
政治に関心がある人たちは、小沢党首の継続には理解を
示していますが、マスコミ全体はそのような基調にはなっておらず、まだまだ動きが出てきますね。

どうなるのやら・・・・


イモ:

3月24日のコメント「小沢代表秘書刑事処分、注目すべき検察の説明」が興味深いですね。

特に以下の下り。

>違反の成否の問題で説明すべき第1のポイントは、本件の政治資金収支報告書の虚偽記載の事実について、検察が、どのような法解釈に基づいて「虚偽記載」と判断したのかである。

 私は、「政治資金規正法上、寄附の資金を誰が出したのかを報告書に記載する義務はない。つまり、小沢氏の秘書が、西松建設が出したおカネだと知っていながら政治団体の寄附と記載したとしても、小沢氏の秘書が西松建設に請求書を送り、献金額まで指示していたとしても、それだけではただちに違反とはならない。政治資金規正法違反になるとすれば、寄附者とされる政治団体が実体の全くないダミー団体で、しかも、それを小沢氏側が認識していた場合だ」とかねて指摘してきた(3月11日の本コラム参照)。この点について、検察がどのような考え方に基づいて今回の事件の捜査・処理を行ったのかが問題になる。

 この点についての解釈が筆者と同様だとすると、第2のポイントは、この場合の「政治団体に実体がない」というのはどういう意味なのかである。

 新聞報道などでは、検察は「会員名簿の管理や、献金などの事務手続きを行わず、実際には西松社員が担当していたこと」で政治団体の実体がないと断定した(3月20日付産経)などとされているが、その程度で「実体がない」ということになると、全国に何千、何万と存在する、単なる政治献金のためのトンネルとしての政治団体や政党支部もすべて「実体がない」ことになり、その名義による政治献金を記載した収支報告書はすべて虚偽だということになる。この点について、明確な判断基準が示される必要がある。

 仮に、政治団体に実体がないということだったとしても、それを大久保容疑者が認識していなければ犯罪は成立しない。この点は、違反の成否に関する重要な問題点ではあるが、本件に関する個別具体的な事項なので、公判での立証において明らかにすべきであろう。

イモ:

3月11日のコメント「代表秘書逮捕、検察強制捜査への疑問」は特に興味深いです

特に

「政治資金規正法で摘発する事件は、他の政治家が一般的に行っているレベルよりも明らかに悪質性が高い事案、収支報告書の訂正などでは済まされないような事案でなければならない」

「新聞報道などでは、事件の悪性を可能な限り強調しているように見えるが、そのような報道を見る限りでも、今回の事件が、このような時期に、重大な政治的影響を与えてまで強制捜査を行うべき悪質・重大な政治資金規正法違反とは思えない」

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