本部情報
2009年03月17日【本部情報】「原爆症認定訴訟、東京高裁控訴審判決」についての3団体アピール
3月12日、東京高等裁判所は、千葉県在住の4人の被爆者が、国が原爆症認定申請を却下したのは不当として、処分の取消しと損害賠償を求めた原爆症認定集団訴訟の千葉訴訟の控訴審で、一審判決を支持し、国側の控訴を棄却する判決を出しました。
原審に続いて、放射線が原因では起きないとされてきた肝機能障害についても認定され、これが高裁判決としては、初の認定となりました。また、国が昨年4月から適用している「新しい審査基準」において、認定する病名に挙がっていない疾患についても、準じて考えることができると示しました。いずれも高く評価できるものです。
今回の判決で国は14連敗となりました。この結果を国は真摯に受け止め、上告はせずに、不十分な「新しい審査基準」を見直すことが求められます。
控訴審判決を受けて、原水禁・連合・核禁会議の3団体は、別紙のアピールを発しましたので、添付します。
今後、3団体として厚生労働省への申し入れ・交渉など被爆者の権利拡大に向けて具体的な働きかけを強化していきます。
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