逢坂議員の国会報告
2009年03月02日【逢坂議員の国会報告】柔軟かつ大胆な予算配分
金曜日で、
衆院予算委員会に一応の区切りがついていますが、
日本の予算審議は、もっと時間を確保する必要がありますし、
そのやり方も工夫する必要があります。
特に大臣をあれほど拘束しておく必要があるのかどうか、
もっと実務的に予算をチェックし、
その上で、大臣に大きな質疑をすべきかもしれません。
■日本を元気に
一昨日から
日本経済新聞1面で
『提言 日本を元気に』との特集が連載されています。
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昨日の記事では、
「定額給付金と同じ2兆円でできること」として、
いろいろと提言されています。
・ LEDを日本の全5000万世帯に10個ずつ無償配布
費用は1兆円弱
・ すべての自動車が電気自動車(EV)になると
日本のCO2排出量の1割を削減
・ 電気自動車普及のため、
現行に加えての追加補助で
1台50万円 ×100万台=5千億円
・ 全国にEVを15分で充電できるような機器を
スーパーやガソリンスタンドなどに10万ヶ所設置
2千から3千億円
・ 3万以上ある小中学校に
太陽光パネルを設置して3千億円
昨日は、こんな提言です。
そして今日は以下のような提言がされています。
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・ ワークシェアの基盤を政労使で緊急整備
・ 失業給付は再就職支援給付とし訓練込みで
・ 介護報酬引き上げで働き手を大量に誘導
・ 新たな受け皿を育てる中長期の戦略を
いずれも重要な提言です。
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一方、民主党も200万人雇用プランを作成中です。
小沢氏は1月の党大会で、
「環境」「安心・安全」の
「二つのニューディール」による雇用創出を
マニフェストに盛り込むことを宣言しています。
今国会に提出する求職者支援法案など
セーフティーネット構築のための雇用関連法案とともに、
雇用創出プランを「車の両輪」と位置付ける予定です。
まだ素案段階ですが。
・ 環境のニューディール
・ 医療・介護・福祉・年金記録問題への対策
・ 教育の充実
・ 就労支援・雇用対策
などの柱が予定されています。
例えば環境や福祉面では、
・ 太陽光パネルの製造・供給の拡大で6万人
・ 非食物由来の「バイオエネルギー」供給や
雨水など水資源の有効活用で計3万人
・ 臨床検査技師など医療従事者6万人
・ 介護福祉士・ヘルパー25万人
・ 障害者福祉分野で働く人の待遇改善で14万人
以上のようなことが、具体的に議論されています。
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従来の枠にとらわれない、
柔軟かつ大胆な予算配分が期待されています。
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