社会保障制度の改正に向け取り組み進める=全道病院集会
2月21、22日の両日、札幌市・自治労会館において、「道本部・衛生医療評議会2009全道病院集会」が行われ80人が参加した。
折からの荒天にもかかわらず、予定していた参加者のほとんどが出席し、公立病院を取り巻く環境の厳しさが日増しに増す中、公立病院改革プラン策定期日が迫る現状のもとで、活発な議論が行われた。
集会冒頭に、武田春人道本部衛生医療評議会議長のあいさつに続いて、道本部杉谷副執行委員長が「連合北海道とともに進めている地域医療を守る運動について、連合北海道各地協・地区連合段階での積極的な意見反映と運動参画に感謝する。運動の成果は、不採算地区の公立病院に対する財政措置の改正に一部でている。道本部も社会保障制度の改正に向け先頭となり、取り組みを進めていく」と話した。
その後、「北海道のへき地医療の現状と求められる看護について」(道保健福祉部看護対策グループ・砂山圭子主幹)。「公立病院改革の現状と課題について」(道企画振興部公営企業グループ・深山英寿主幹)の2本の講演を受けた。
2日目は、公立病院特例債発行病院5単組から公立病院改革プランのそれぞれの現状報告があり、留萌市職労からは、「留萌市労連に対する賃金削減提案の際の全道各地からの檄布のお礼と単組の今後の病院運営に組合員全員で課題に取り組んでいく」と報告を受けた。
続いてのグループワークでは、参加者から公立病院改革プランと病院職場の課題が出され、医療職場の労働環境整備と賃金削減への対応、職員確保にむけた課題と取り組み状況が示され、道本部には医療職場に対する公立病院改革プランでの収支計画の読み方等の指導をしてほしい等要望が出された。まとめで、道本部からは、○公立病院改革プラン組合員への周知、○医療職場の労働環境整備、○賃金削減に対する取り組みについて、道本部・各基本単組・医療職場一緒になった今後の運動の展開をお願いしまとめた。
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