要請

2009年02月02日

プルサーマル計画を容認した神恵内村議会への抗議打電行動

1月29日、神恵内村議会原子力発電所対策特別委員会(伊藤公尚委員長)は、泊3号機でのプルサーマル計画の容認を全会一致で決め、高橋昌幸村長に対して報告しました(資料参照)。

神恵内村議会が、有識者検討会議「最終報告」を口実にし、安全性への不安は解消されたこと、さらには住民投票や住民懇談会すら行うことなく、村民の意向を議員が把握したと決めつけていることは、60億の交付金のためだけに原発推進派が住民の安心・安全を無視した暴挙と言えます。

今回の神恵内村議会によるプルサーマル計画の容認は、道民のみならず地元住民の意向すら無視したものであり、国からの関与によらず地方の住民の意志に基づき行うという地方自治法の否定につながるとともに、道民の健康と安全を危険にさらし、北海道の豊かな自然を脅かすことになります。

以上のことから、道平和運動フォーラムから抗議打電行動の緊急の指示がありますので道本部としても各地本・単組・総支部へ取り組みの要請を行います。

    記

1.あて先  下記の宛先にFAX、レタックス、電報等にて要請文の集中を願います。
(1) 神恵内村議会 議長 菅原 茂敏 様
  住所   〒045-0301  北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村81−4
  FAX   0135−76−5544

(2) 神恵内村 村長 高橋 昌幸 様
  住所   〒045-0301  北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村81−4
  FAX   0135−76−5544
  Eメール http://www.vill.kamoenai.hokkaido.jp/mail/to_mail.htm

2.文例(例文) 【例文等を参考にしてください】 
(1)神恵内村議会議長宛
貴村議会において、泊3号機でのプルサーマル計画を承認したことに断固抗議します。プルサーマル計画は、実証試験も行われていない危険な実験であり、使用済核燃料の処理法の実用化すら目処が立っていません。貴村議会の安易な結論は、村民を危険にさらし、未来の世代に禍根を残すものです。万一、事故が起こった際は、神恵内村だけではなく、後志管内の他の市町村や札幌市など北海道全体に被害がおよびます。プルサーマル計画を承認した村議会の決定を直ちに撤回し、村民をはじめ道民の意向を把握した後、改めて検討を行うよう強く要請します。

(2)神恵内村長宛
貴村議会が、泊3号機でのプルサーマル計画を承認したことは極めて遺憾です。貴村議会は、「有識者検討会議」の最終報告に関する住民の理解促進や、住民の意思を把握するため、意識調査や住民投票を実施することなく安易に容認したことは議会としての責務を放棄したものと言えます。安易で拙速な村議会の判断にとらわれることなく、地方自治法が定める住民の健康や安全を守るという村としての責務を果たすため、「プルサーマル計画」の必要性・経済性についても国策に依らず、村独自の検討を行うことを要請します。さらに、国や北電が進めようとしている「プルサーマル計画」などの核燃料サイクル計画は、高速増殖炉や再処理施設など計画・実験段階の域を出ず、その実現性については未確定な要素が多いことから、「プルサーマル計画」に同意しないことを強く求めます。

3.取組期間 2009年2月6日(金)までとしますが、可能な限り早急にお願いします。

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