「許すな改憲!憲法を私たちの手に!憲法施行66周年北海道集会」が、本日5月2日(木)18時、自治労会館で開かれます。

今年5月3日、憲法は施行66年を迎えます。世界各地で戦争が絶えない中、日本の平和憲法を高く評価する声はアジアをはじめ世界に広がっています。私たちは、憲法施行66年にあたり、平和・人権・民主主義の憲法理念を改めて生かし実現していくとりくみをすすめていきます。

昨年12月行われた衆議院選挙では、憲法「改正」を掲げる自民党、日本維新の会、みんなの党が衆院の4分の3の議席を占めました。安倍晋三首相は、改憲発議を3分の2から過半数に引き下げる「憲法96条改正」を明言するとともに、参院選で「自公過半数」の獲得をめざし、改憲論議を加速させようとしています。

衆参両院の憲法審査会も論議を再開しました。衆議院では、憲法の「章」ごとに各党が見解を表明し、自民党は9条について、「世界中どこを探しても、国を守る組織である軍隊がない国はない」と戦力不保持の規定の見直しを主張し、「維新の会」は集団的自衛権について、「自衛のための戦力を保有し、行使できると確認する規定を置くべきだ」と主張しました。参議院では二院制をテーマに論議を再開しています。

こうした状況を踏まえ、憲法改悪を許さず、憲法理念の実現をめざすとりくみを最重要課題として集会が開かれます。また、北海道平和運動フォーラムは、5月の「憲法月間」に全道各地で「9条キャンペーン」を展開します。 

 

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許すな改憲!憲法を私たちの手に!憲法施行66周年北海道集会

【日 時】2013年 5月 2日(木)18:00~20:00

【会 場】札幌市・北海道自治労会館「5F大ホール」

         (札幌市中央区北6条西7丁目)

【内 容】  

講 演  「憲法とは何かを改めて考える―日本国憲法施行66周年に」

講 師  早稲田大学教授  水 島 朝 穂 さん

1953年4月3日、東京都府中市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士課程満期退学。83年札幌学院大学助教授、89年広島大学助教授を経て、96年より早稲田大学法学部教授。専攻は憲法学、法政策論、平和論。博士(法学、早稲田大学)。1999年~2000年ボストン大学で在外研究。憲法理論研究会(創設者・鈴木安蔵)代表、全国憲法研究会運営委員、国際法律家協会理事ほか。日本とドイツを中心に、憲法の平和主義、平和の法政策論の研究を行う。『世界』や『週刊金曜日』、新聞各社で積極的に発言を行うとともに、弁護士会、司法書士会などでも頻繁に講演。年間、全国各地で30回以上行っている。主な著書『現代軍事法制の研究』日本評論社、『憲法「私」論』小学館、『18歳からはじめる憲法』法律文化社、『時代を読む』柘植書房新社、『この国は「国連の戦争」に参加するのか』高文研、『同時代への直言』同、『東日本大震災と憲法』早稲田大学ブックレット(以上、単著)、『憲法裁判の現場から考える』成文堂、『平和憲法の確保と新生』北海道大学出版会、『現代立憲主義の認識と実践』日本評論社、『長沼事件・平賀書簡』同、『ヒロシマと憲法』法律文化社、『オキナワと憲法』同、『改憲論を診る』同、『世界の「有事法制」を診る』同(以上、編著)、『改憲は必要か』岩波新書、『有事法制批判』同、『沖縄・読谷村の挑戦』岩波ブックレット(以上、共著)、ほか多数NHKラジオ第1放送「新聞を読んで」レギュラー14年間(2011年3月末で番組終了)。ホームページ「平和憲法のメッセージ」(http://www.asaho.com/)を97年より毎週連続更新。