3月13日、札幌市内で衆議院北海道5区補選「池田まき」候補予定者の街頭演説会が開かれた。
岡田克也・民主党北海道代表は「5区の補選、日本中が注目している大事な選挙。今までの安倍政治をストップかけるきっかけをつくるのかが問われている」と述べた。また「安倍政権によって、憲法の平和主義が実質的に変えられようとしている。70年前に先人たちが『戦争は二度と繰り返さない』という想いで平和憲法を持った。しかし、安保法制の成立で風穴があいてしまった。安倍首相は、今年の政治決戦に勝利し、憲法の改正をやりたいと思っている。それを、阻止できるかは、みなさんと国民一人ひとりにかかっている。そのことを、ぜひ周りに伝えてほしい」と強調した。
さらに、 「政治の役割は国民の幸せのためにある。政治の目的は、一人ひとりを大事にすること。安倍首相は経済政策中心の政策を進めているが、経済を大きくすることは手段であり、政治の目的ではない。安倍首相はそこが大きく間違っている。経済がよくなれば豊かになると幻想している。現実、労働者の所得は下がり、格差が広がっている。いま、政治の流れを変えなければならない。安倍政権にノーを突きつけよう。池田まきさんは、弱い者の立場のための政治を必死で頑張る人。5区補選と参院選に勝利し、安倍政治の暴走を止めよう」と訴えた。
池田まき・衆議院北海道5区補選候補予定者は「誰ひとり置いてきぼりをつくらない日本をつくる。二度と戦争をする国をつくらない。そのために全身全霊を持ってたたかいに挑む」と述べたうえで、「福祉や介護、さまざまなハプニングに出会う仕事をした。幼少期は家庭の事情で毎日生きるのが必至だった。20歳のときに2人の子が生まれ、シングルマザーとして仕事と子育てをしていくなかで、不条理な現実を目の当たりにした。20年前から、社会福祉や社会保障は財源を理由に削減され続け、市場原理主義で国民に必要な制度・政策が行き届かなくなった」と強調した。
さらに、「いま戦後70年間の平和の歴史がなくなろうとしている。戦争で犠牲者を生む国にしてはならない。国民一人ひとりを大切にする国こそが強い国。政治は、強いものや声の大きいものだけのものであってはいけない」としたうえで、「今回の選挙は、権力に立ち向かうための選挙。ともに連帯して安倍政権に立ち向かい、私たちのための政治と、民主主義・平和を取り戻そう」と力強く決意を述べた。