8月24日10時から、石川県・金沢市いしかわ総合スポーツセンターで自治労第88回定期大会が開かれている。

 

この大会で、今後2年間の主な自治労の運動方針である「組織強化・拡大にむけた取り組み」「第24回参議院議員選挙闘争の取り組み」「男女平等参画社会実現の取り組み」、当面の闘争方針などを決定し、26日に終了する予定。

 

氏家委員長が本部を代表して、当面する6つの課題について述べあいさつした。

 

 

 

 

人事院勧告について「月例給0.36%・一時金0.1月の引き上げ勧告を踏まえ、確実な実施を求め、取り組みを進める」と述べた。

公務員給与について「この10年間で大幅に賃金水準が抑えられてきた」と述べたうえで、今後の賃金闘争にむけて「県内の横の連携や人事委員会対策をはかりながら、地公賃金の底上げにむけて取り組む」と決意を述べた。

2014および2015春闘について「すべての労働者の生活の底上げをはかるには、継続した賃上げが必要だ」と強調した。また、「安倍政権が進める、『労働者保護ルールの改悪』撤回にむけ、引き続き、取り組みを進める。また、公共サービスを担う非正規労働者の組織化、処遇改善の取り組みを強化する」と述べた。

公共サービスと財政をめぐる動向について「『骨太方針2015』では、公共サービスのさらなる民間開放推進を打ち出している」とし述べ、「必要な財源と人員の確保を首長に対し求めていく」と強調した。

組織強化・組織拡大について「新規採用者や臨時・非常勤等職員をはじめ、自治体職場全体における組織率が低下し、非常に深刻な状況だ」と述べたうえで、「改めて、危機感を持って組織強化・拡大に取り組む」と強調した。また、「すべての女性がいきいきと活躍できる男女平等社会の実現をめざす」と決意を述べた。

政治課題について「安保関連法案をめぐり、若者や主婦が国会周辺のデモに参加するなど、反対世論は広がっている。中央・地方で法案成立反対の世論を形成しながら、引き続き、平和フォーラム、『戦争をさせない1000人委員会』に結集する」と決意を述べた。

最後に、「安倍政権と対峙するため、『新たな政治対応方針』に基づき、『中道』『リベラル』な政治勢力の結集を構築する。その取り組みの結節点を来年7月の参議院選挙として、自治労組織内参議院議員『えさきたかし』の『再選』を勝ち取ろう」と呼びかけた。

来賓には、連合本部・古賀会長、連合石川・狩山会長、民主党・岡田代表、社民党・吉田党首、石川県・谷本知事、金沢市・山野市長、全労済・中世古理事長、協力国会議員団を代表して、あいはらくみこ参議院議員・えさきたかし参議院議員らが駆けつけ、あいさつした。

※氏家委員長のあいさつ全文は、単組組合員専用ページに掲載していますので、ぜひご覧ください。