2月5日、小樽市・小樽港で「米海軍ミサイル駆逐艦『マスティン』」小樽港入港抗議集会」が開かれ、約150人が参加した。※『マスティン』は当初の入庫予定時間を変更しながら、強行的に入港してきた。

小樽港に入港した「米海軍ミサイル駆逐艦『マスティン』」。核兵器を搭載している可能性がありながらも、強行入港した。

連合後志地協・磯野会長

 はじめに、連合後志地協・磯野会長は「私たちの反対の声を無視し、『マスティン』が小樽入港を強行した。安倍政権は、防衛予算や人員の拡充、12月の総選挙で獲得した、絶対安定多数を背景に『憲法改正』を目論んでいる。『戦争できる国』に変える手法として、民間港の軍事利用化を進めている。核を搭載した米軍艦の入港は絶対に許さない。反対の声を上げ続けることが私たちの責務だ。集団的自衛権にも強く反対し抗議する」と述べた。

 

 

藤盛北海道平和運動フォーラム代表

藤盛北海道平和運動フォーラム代表は「北海道平和運動フォーラムは、小樽市・高橋知事に対して、『マスティン』を入港させないことを求めて要請行動を展開した。小樽市は、安全性の確認と核の持ち込みあるかどうかを見極めて判断するとしてきた。しかし、小樽市は何の根拠もないままに許可を出し、入港させるという極めて遺憾な結果になってしまった」と強調した。

また「米軍艦の入港が常態化している。小樽市は外務省への照会をもとに、完全性を確認したとしているが、資料では『マスティン』には、『イージスシステム』が搭載され、『トマホーク・熱核弾頭ミサイル』が積み込みできるとされている。したがって、政府のこの間の対応を見れば、核兵器の搭載はないと言っていること自体、まったく信用できるものではない。民間港を軍事化しようしていることに強い憤りを感じる。今後しっかり監視しながら、先頭に立ってたたかう」と決意を述べた。

 

 

 

その後、参加者全員で『米軍艦の入港は許さないぞ』『マスティンは出て行け』とシュプレヒコールをあげた。

昨日2月4日には、小樽市内でも抗議集会が行われ市民ら300人が参加し、抗議の声をあげた。

2月4日にも、小樽市内で抗議集会が行われた。