1月10日、札幌市・ホテルポールスター札幌で、「参議院議員あいはらくみこを励ます新春の集い」が開かれ300人が参加した。
はじめに、中沢健二・連合後援会会長が「あいはらさんを、昨年7月の参院選で3位当選させることができた。多くのみなさんの支援に感謝。みなさんの期待に応えて頑張っていただけると期待している。今の政治はどうしようもない状況。自民党の横暴にストップをかけて国民が期待する新しい政治をつくらなければならない。あいはらさんは小柄だが闘志満々。思う存分国会で健闘できるよう引き続き支援を」と述べあいさつした。
来賓として川本・自治労本部書記長は「昨年は自治労にとって政権与党に翻弄された年だった。私たちは悔しい思いをしている。政治と私たちの関係が密接していることを忘れてはいけない。国民・組合員は強引にすすめる政治を求めていない。安倍政権は、働くものを障害物のように例えている。しかし、私たちは意志を持った人間であり、ひとつひとつ積み重ねていくことができる。安倍政権が超えられない壁になるため、抵抗勢力をつくり、自治労・連合が最大勢力であることをわからせよう。あいはらさんがその先頭で奮闘してほしい。この1年躍進できるようあいはらさんの活用を」とあいさつした。
工藤・連合北海道会長は「昨年の参院選、厳しい中でのあいはらさんの再選はみなさんの力そのもの。小川の再選にむけた支援に感謝。一昨年、昨年と安倍政権の弊害、横暴を数えれば切りがない。特定秘密保護法の強行採決、戦争できる国づくりの動き。労働法正改悪をすすめている。私たちにとって、これ以上ひどい政治はないと感じた1年だったのではないか。しっかり対峙していく。あいはらさんも中央で奮闘してほしい」とあいさつした。
横路孝弘・衆議院議員は「あいはら・小川の必勝のための支援に感謝。あいはらさんは、国会厚生労働委員会に所属している。労働者派遣法が大きな課題。大衆運動をもっとやらなければならない。特定秘密保護法も、もっと早く反対していたら状況が変わっていた。いろんな課題あるが、大衆運動は絶対に必要。一緒に努力していこう」とあいさつした。
小川勝也・参議院議員は「7月の参院選は本当に厳しいたたかいだったが、あいはらさんは北海道よりも熱い地域のある全国で頑張った。どこにそんなエネルギーがあるのかいつも感心していた。答えは、社会に対する不条理、安倍政権に任せられないという強い信念がエネルギーになり結果につながった。普通に働き、普通に安心して働き、暮らせる社会をつくりたいたいというあいはらさんの思いを具現化するため一緒に頑張る」とあいさつした。
徳永えり参議院議員は「私たちはあいはらさんと同じ思いでたたかっている。いのちや暮らしに関わる重要法案が十分な審議がされないままに次々と成立された。私は不安と怒りでいっぱい。平和と暮らしと命、子どもたちの将来を守るため、民主党の議員力を合わせて全力でたたかう。いま、参議院で女性議員9人、衆議院は3人しかいない。女性の感覚が政治には必要。男性だけでなく女性のパワーで頑張る」
あいはらくみこ・参議院議員は「7月の選挙の支援に心から感謝。2007年の最初の選挙のときの時、総理が安倍総理だった。当時、安倍総理を捕まえて『あんたいい加減にしなさいよ』と言ってこいと言われていた。12月以降の安倍政権の運営を見ていると、本当に『あんたいい加減にしなさいよ』と言わなければならないと強く感じている。現在、厚生労働委員会に所属している。これから4月の消費税増税を待つ前に国民負担が出されてようとしている。将来の社会保障がどうなっていくのか見えないままに、国民負担が増えるのではないかという状況。自治体では、低所得者対策の対応が始まっていると思う。低所得者対策は必要だが、対策をするのに3000億を低所得者の国民に返していく。しかし、400億円の事務費をかけてやる対策。それでも所得対策をでききれないという矛盾もある。自治体では担保もなく仕事しろと押しつけられてくる。また、労働者保護法制改悪をすすめている。これを許すことは消費税をいくら上げてもこの国の将来は見えないことになる。なんとしても歯止めをかけることが必要だ」と述べた。
また、「この間、いろんな産別のみなさんに会って話を聞いた。何となく景気回復と言われているが、実際には現場は実感していない。政治離れがすすんでいるが、この政治を何とかしなければ私たちの生活は破壊されていく。とにかく国民がみんなで政治をしっかりと見つめて、『だめなものはだめ』と声をあげ、働くものを守るための社会運動が必要だ。前回の臨時国会で解雇特区が取りざたされていたが、連合を含めた国民運動があったおかげで若干トーンダウンしてきたのは間違いない。つまり、巨大与党に対する力は国民はまだ持っているということ。国民運動をつり上げ、それを背中に民主党の一員として頑張る」と強調した。
さらに、「戦争を想定できない人が多い。しかし、この国は多くの犠牲を払ってきた戦争を経てきている。その時に犠牲になったのは一般国民。そこを安倍政権は舞い戻ろうとしている。特定秘密保護法はそのはじまり。決して政治は遠いところにある訳ではない。政治は国民が作るモノ。そんな思いでみなさんと頑張る」と述べた。
最後に、「いま頑張らないと、将来の子どもたちが安心の未来を展望できない。みんなが頑張らないとならない。その思いを共有化しよう。なんとしても『安倍さんあんたいい加減にしなさいよ』と言うためにこの1年間頑張る。引き続き支援を」と呼びかけた。
励ます会の最後に、支援産別を代表し、山上・自治労北海道本部執行委員長が「あいはらを支えていただいたすべてのみなさんに感謝申しあげる。参院選は厳しい結果だった。民主党を含めここまで国民に支持されないのかと考えると、涙が出るような結果だったが、小川・あいはら勝利に感謝。政治の現状は大変厳しいが、安倍内閣は強引で横暴で超右翼的な政策をすすめている。私たちは断じて許してはいけない。額に汗して働く人、子どもたちをはじめ、すべての人が人間の尊厳を持って生きていける社会を構築しなければならない。自公政権打倒のたたかいをもう一度構築しよう。いつまでも劣勢でいるわけではない。あいはらさんへの変わらぬ支援を引き続きお願いする」と述べあいさつし、あいはら参議出身単組の自治労札幌市職連・吉田委員長が乾杯を行った。