10月21日、札幌市・大通西6丁目で「許すな憲法改悪!10.21国際反戦デー北海道集会」が開かれ、市民ら250人が参加した。 

 

中村・北海道平和運動フォーラム代表

 

はじめに主催者を代表して、中村・北海道平和運動フォーラム代表が「今年の10.21ほど深い危機感を持ったことない。安倍首相は、国家安全基本法を成立させ、集団的自衛権行使を認めて静かに憲法9条を死文化しようとしている。なぜ、集団的自衛権行使に執着するのか、よくわからないという人も多いが、軍事的最強国家であるアメリカに追随することが目的だ。日本が軍事行動を行うことはアメリカの言いなりになるということ。理論的にも現実的にも考えられない。さすがのイギリスもアメリカにノーを突きつけた。特定秘密保護法の悪質性と危険性。治安維持法まがいの法律だ。日本版NSC(国家安全保障会議)は何をするところか。横路衆議が『エネミーオブアメリカ』という映画の話をしていた。映画では、殺人・強盗などは国家が行っているという内容。日本ではありえないが、アメリカでは現実なのかもしれない。私たちは、気付いたらこんなはずではなかったとならないように、しっかり声をあげ、多くの市民に訴えよう」と述べあいさつした。

 

 

三津丈夫道議会議員

連帯あいさつでは、北海道から平和をつくる自治体議員の会代表委員・三津丈夫道議会議員が「全道には200人を超える議員が憲法守ろうと集まっている。自民党は国民投票ではなく解釈改憲で9条改悪をもくろんでいる。集会で多くの札幌市民みなさんにメッセージを送ろう。東電の原発事故・TPPの問題、すべてが安心・安全に厳しい目線をむけなければならないが、国会では上から目線でものごとをすすめようとしている。すべての地域でたたかいをすすめよう」とあいさつした。

 

 

 

 

石川佐和子札幌市議会議員

市民ネットワーク北海道・石川佐和子札幌市議会議員は「1966年からこの集会で反戦を訴えてきた。しかし戦争は世界からなくなっていない。この瞬間も尊い命が奪われているかもしれない。第二次大戦で日本では310万人、アジアでは2000万人が犠牲になった。日本には世界に誇る平和憲法がある。しかし、安倍政権は戦争をできる国づくりを進めようとしている。安倍政権に対して、怒りをもって訴えよう。武力で平和はつくれない。勇気を持って平和を語り、粘り強くたたかうことを誓おう」と訴えた。

 

 

 

 

その後、決議文を採択し、札幌市内をデモ行進した。