道本部は、本日5月31日、午前9時30分から自治労会館で第117回中央委員会を開いている。

中央委員会では、2月に開いた臨時大会以降の経過報告(案)と当面の闘争方針(案)などを討議し17時に終了する予定。

今回は、2月の臨時大会で決定した都市交との組織統合調印が行われる。

第117回道本部中央委員会の開会にあたり、道本部・山上委員長が執行委員会を代表して、当面する諸闘争を中心にあいさつした。 

山上委員長は、政府の一方的押しつけによる地方公務員給与削減に対する取り組みについて触れ、「今回の政府のやり方は、地方交付税や義務教育国庫負担金を削減し、『地域の元気づくり推進費』を削減した一部を自治体にばらまく一方で、お願いと称して国家公務員と同様の賃金削減を自治体に迫るという理不尽で不条理なものだ」と指摘した。そのうえで「まさに地方自治を根底から否定する行為で、地方自治体に対する不当介入だ。断じて容認できない」と強調し、「道本部として、地公三者共闘をはじめ、今後の労使交渉の山場にむけ引き続きその先頭に立って全力をあげてたたかっていく」と決意を述べ、協力を訴えた。

 また、当面の重要闘争である参議院選挙について「政府が、国家公務員と同様の賃金削減を地方自治体、自治体労働者になぜ押しつけようとするのか、しっかり見ていかなければならない」と述べ、その見方について次の2点をあげた。

 ひとつ目は、「自治労という労働組合に対する攻撃、自治体財政や地域経済を窮地に追い込み、民主主義を軽視し働くものや弱者の生活・権利の抑圧し、大企業や金持ちだけの擁護政策だ」と述べた。

 2つ目として、「3年間の民主党政権下の政治や政策を認めない、すべて消し去ろうとする策動の中の一つだ。民主党がやってきたもの、志したものを悪いものと決めつけ、二度と民主党に政権を奪還させないという戦略に基づいて、国民を扇動している。自民党政権は危険な政治をめざし、額に汗して働くものとして絶対に認められない政権だ」と強調した。

また、「『アベノミクス』とか『インフレターゲット』などはマネーゲームで、結果的に庶民の暮らしが悪化する一方だ。こうした中で、参院選ををたたかうことになる。投票日まで、あと51日。自公政権が大勝する勢いにある中、「あいはらくみこ」さん、北海道選挙区「小川勝也」さん再選のたたかいは、日本の平和を守るのか、再び軍国主義の国家の道を許すのかが問われるたたかいで極めて重要な選挙。たとえどんなに強い嵐が吹きあれようとも、自民党政権打倒のために7月の参議院選挙で「選挙区小川・比例代表あいはら」の勝利にむけた取り組みを職場・地域からしっかり行っていこう。一票の積み重ねが、勝利を確実に実現し得る道だ」と述べ、引き続きの理解と奮闘を呼びかけた。

  山上委員長は最後に、「今中央委員会の圧倒的な成功を勝ち取りたい」と、協力を呼びかけ、さらに、本日18時から開かれる、あいはらくみこ参議院議員の再選をめざす北海道の集いの参加を呼び掛け、あいさつした。