2月26日、札幌市・パークホテルで、北海道知事候補予定者の『佐藤のりゆきを囲む会』が開かれた。
佐藤さんは「いまの北海道は疲弊しきっている。なぜ北海道には豊かな第1次産業や観光産業があるのに元気にならないのか。いままでの北海道のリーダーは『国の方針は』『国』と、国追随の道政を運営してきた」と批判したうえで、「北海道は国の出先機関ではない。北海道の将来は北海道が決めていかなければならない」と強調した。
原発に関して、「北海道は日本の食糧基地。国は安全保障の柱を、北海道の食に一次産業にすべきだ。そう考えれば、福島のような原発事故があった場合には、北海道は崩壊してしまう。日本の食も崩壊する。国は脱原発にむかうべきた」と述べた。さらに、国の農協改革に関しては「TPPに反対する農協は潰すという政策に思えてならない。農協改革というものは、農家の方たちが考えて決めるものであり、国が上から変えるようなものではない」と述べた。
行政未経験ということに関しては、「行政の経験がなくても、優秀な職員がたくさんいる。知事が出した政策を、職員のみなさんがしっかり実行することで、政策は実行できる。知事は行政経験がなくても問題はない」と強調した。
最後に、「このままでは、北海道の明るい将来はない。子どもたち、若い人たちの明るい将来のために頑張りたい。やる気や情熱を持った知事と一緒に政策をつくることが本当の地方自治だ。いまそれを変えなければ、北海道の将来はなくなる。北海道に骨を埋める覚悟で、最後までたたかう」と決意を述べ、支援を訴えた。