6月21日、札幌市・大通西3丁目で「集団的自衛権の行使容認にむけた『憲法解釈変更の閣議決定』を許さない緊急抗議行動」を開き、200人が参加した。
はじめに、中村・道平和運動フォーラム代表は「安倍首相の会見を見て、何かこの人おかしいと戦争体験者が言っている。戦争の恐ろしさを知らずに、戦争すると酔っているのでないかとの声もある。子どもや孫を本当に戦場に送るのか、もし安倍首相が言うとおり、自衛隊員を戦場に送り出して亡くなるようなことがあったら、一体だれが責任をとるのか」と批判したうえで、「『戦争しない意志』を明らかにすれば、いまならまだ止められる。安倍首相に大切な命を預けたつもりはない。その思いをしっかり共有し、取り組みにつなげよう」と呼びかけた。
徳永エリ・参議は、「特定秘密保護法は、12月12日に施行される。審議のようすを見てきたが、数の力で強行採決した。秘密の定義が不明確ななかで、いろいろな方が処罰される危険性がある。集団的自衛権の行使は、時間が経つと問題点が明らかになるため、閣議決定を急いでいる。今国会の閣議決定を見送るだろうが、近日中に動きがでてくる。集団安全保障にまで発展している。国民をだましていると言わざるを得ない。憲法は国民の権利を守るためのもの。それを権力者が解釈で破ることは断じて許されない。憲法・9条の空洞化だ。安倍首相によって、日本は戦後最大の危機にむかっている。いま間違った判断をすれば、将来の子どもたちや若者の未来に多大な影響を与える。未来に責任を持ち、なんとしても阻止しなければならない」と述べた。
市民ネットワーク・干場さん(江別市議会議員)は「安倍首相がすすめていることは、もはや解釈改憲を越えた憲法違反のなにものでもない。国民一人ひとりの力を結集し、暴走を止めよう」と呼びかけた。
その後、札幌市内をデモ行進し、「集団的自衛権行使容認反対」とシュプレヒコールをあげた。