連合北海道は6月18日、札幌市・大通西3丁目で「集団的自衛権行使容認反対」街頭集会を行い、約1000人が参加した。
はじめに、工藤・連合北海道会長は「集団的自衛権の限定行使と言う まやかしの論理で憲法の平和主義を踏みにじることは 断じて許してはならない。集団的自衛権の限定行使の具体的ケースの場所と事態は曖昧・不明であり、戦争が出来る国へと変貌することは明らかだ」と痛烈に批判した。
また、「武力による死亡者を産む国にするべきではない。平和国家の理念を守り、立憲主義を否定する国民不在の安倍暴走政治を許さないために、北海道民全体で団結してたたかおう」と呼びかけあいさつした。
その後、2004年に元自民党衆議(旧道1区選出)で、元郵政相の故・箕輪登さんが国を相手取り、自衛隊のイラク派遣差し止めを求めた訴訟で、原告代理人を務めた訴訟で、原告代理人を務めた、佐藤博文弁護士(札幌)が「集団的自衛権を行使すれば、米国の戦争に巻き込まれ、相手国から攻撃されても合法とされる」と述べ、「法の支配で政治家を縛り、個人の尊厳を守る立憲主義を、安倍政権は根本から壊そうとしている」と批判した。
勝部・民主党北海道幹事長は「戦争で犠牲になるのは、自衛隊員や一般国民。無責任な安倍政権の暴走をこれ以上許してはいけない」と述べた。
その後、「集団的自衛権行使容認反対」「解釈改憲は許さないぞ」と市内をデモ行進した。
◇デモ行進のようす