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2012年03月02日

どうなる? どうする? 「コウケイヤク」 みんなで考えよう!札幌市公契約条例を考える市民集会=3月13日

3月13日18:30から、自治労会館で「札幌市公契約条例を考える市民集会」が開かれます。

チラシは、下記をクリックしてご覧ください
http://www.econ.hokkai-s-u.ac.jp/~masanori/12.03.13event

長引く不況や財政状況の悪化によって、全国的にも公共投資が減少し、事業者間の競争がいっそう激化することにより低価格入札(ダンピング)が多く見受けられる中、受注者及び下請業者においては人件費について削減を迫られ、その結果、賃金が低下するなどの労働環境悪化が顕著になっております。札幌市においても、労務単価(普通作業員)は、2,001 年の 13,100 円が 2,011 年には 10,700円となり、11 年間で 18%も下落しています。

賃金の低下は、労働者に人たるに値する生活を維持することをできなくさせ、ワーキングプアといわれる低賃金労働者を生み出してきました。ワーキングプアの増加は、ひいては、税の減収、福祉支出の増加など市の財政を圧迫する要因となっています。

札幌市は、2012年2月14日には札幌市第1回定例議会において上田市長から条例提案が出され、今議会での採択をめざしています。
  
条例案には本条例を札幌市の経済活性と公正な労働力確保の契機にすべきとの決意が溢ています。

しかし、残念ながら本条例の趣旨・本意については経済団体、業界団体、議会会派および市民に十分理解されておらず、成立については予断を許さない状況となっています。
  
このような中、弁護士、研究者及び労働団体などが「札幌市公契約条例の制定を求める会」を2月8日に設立し、札幌市長、市議会各会派及び団体などに本条例成立にむけた要請活動を実施しています。

これらのことから、「札幌市公契約条例の制定を求める会」で、「札幌市公契約条例を考える市民集会」を開き、札幌市民、労働者や事業者の皆さんと公契約条例についての疑問等を議論し理解を深めることとしています。


【札幌市公契約条例を考える市民集会】~どうなる?どうする?コーケーヤクみんなで考えよう!

◇と き 2012年3月13日(火)18時30分~(開場18時~)

◇場 所 北海道自治労会館 5階ホール

◇主 催 札幌市公契約条例の制定を求める会

◇内 容 報告・パネルディスカッション
(業界関係者・自治体関係者・弁護士・研究者など)

公契約条例は、すでに、千葉県野田市、神奈川県川崎市、東京都多摩市、神奈川県相模原市の市議会において全会派一致で採択されています。 政令指定都市である札幌市において公契約条例が制定されるならば全国の自治体での公契約条例の制定に与える影響は大きなものがあります。

「市民の地域のために働く人々が貧困であってはならない」。この言葉がすべての市民に届けられますように。


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