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2011年11月24日

すべての原発の廃炉に!核のゴミの道内処分を許さない!=11.23幌延デー

11月23日午後から、今年26年目を迎える幌延デーが、幌延町・産業共進会場で行われ、道北平和運動フォーラムを中心に約1300人が参加した。

冒頭にあいさつに立った、北海道平和運動フォーラムの山田代表は、「福島原発事故後、はじめての幌延デーとなるが、福島原発事故の今後によっては、放射性廃棄物の処分や貯蔵などで、受け入れに向けて加速するような状況が想定される」と懸念を表明した。さらには、「幌延に放射性廃棄物や放射性物質を持ち込ませず使用させないたたかいは、まさに正念場を迎えている。幌延と全国のたたかいとは常に連動していることを再確認し、脱原発の取り組みの前進に向け、改めて決意を固め合おう」と力強く述べた。

集会では、住民団体など6人から決意表明を受け、来賓として山内 亮史・旭川大学学長があいさつした。
山内さんは、「幌延がんばれ・福島がんばれではなく、(いっしょに)ガンバローの姿勢を持ち続けることが重要。命と人間の尊厳を守るためにも、四半世紀を超え運動を継続してきたことに敬意を表したい」と述べ、「『幌延問題を考える旭川市民の会』にかかわった者として、これからもともに声を上げていきたい」などと激励した。

最後に、「すべての原発の廃炉、核のゴミの道内処分を許さない運動を、全国の仲間と固く連帯し発展させよう」などとする集会決議を採択し、幌延町中心部をデモ行進した。

集会の前段、青年部では天塩町で、「11・23幌延デー全道青年女性学習会・総行動」に参加した。
講演では、引地実行委員から「幌延の歴史・現状と日本の原子力政策」と題し、「地元住民を無視して“幌延ありき”で強行的に深地層への埋め立て計画をすすめてきた」と述べ、「無関心になることが一番危険なこと」と参加者に訴えた。


【写真】多くの参加者が集まり核の危険性の学習を深めた

講演後は、幌延町で「さようなら原発1000万人署名」を戸別訪問により取り組んだ。
参加者からは「原発関係者が知り合いにいるので抵抗があったがけど、書いてくれる人がいてうれしかった」「地元交付金の恩恵などから厳しい意見もあった」との感想が出されている。

福島の事故が起きたなかでも、原発の利権や交付金の恩恵など原発を無くすことができない人も多くいるので、私たちは学んだ事をしっかりと受け止め、職場・地域から運動を広めることが大事である。


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