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2011年10月31日

やめるべ、大間原発!=今原発を止めなければ何万年もの未来に悔い残す

大間原発建設中止とすべての原発をなくすため、「やめるべ、大間原発!10.29北海道大会」が10月29日、函館千代台運動公園で開かれ1500人が参加した。

集会の冒頭に、あいさつに立った北海道平和運動フォーラム山田代表は「3月11日の東日本大震災で、福島第一原子力発電所が、原子力史上最悪の事故を起こし、依然として収束のめども立たない。放射能汚染はさらに広がる状況にある。泊原発3号機は、残念ながら東日本大震災以降初めての稼働となってしまったが、チェルノブイリ原発事故に匹敵するレベルの事故が起き、安全神話が崩壊した今、このまま原子力発電依存のエネルギー政策を進めるならば、さらに大きな事故が起きる可能性は大きい」と指摘した。その上で大間原発に触れ「大間原子力発電所は、危険性の極めて高いプルトニウムを含むMOX燃料を使用するプルサーマル発電を行おうとしている。脱原発1000万人署名とともに、大間原発建設中止を求める署名活動の取り組みを、反原発の声を結集し核も原発もない社会の実現をめざそう」と、参加者に訴えた。

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集会では、福島県平和運動フォーラムや、大間訴訟の会・青森県平和推進労働組合会議などから連帯のあいさつと取り組み報告が行われた。

その中で、道南地域平和運動フォーラムの相沢弘司代表は「今原発をとめなければ、何万年もの未来にかけて悔いを残すことになる。脱原発社会を実現し、未来の子どもたちに“原発をとめてくれて、ご先祖さまありがとう”と言われよう」と呼びかけた。

集会に駆けつけた、逢坂誠二衆議院議員は、「どのような技術であれ、人間のかかわることに、完全はあり得ない。ヒューマンエラーが起きた時に、修復できないような、身の丈に合わない原子力発電はなくしていくことが重要。粘り強い取り組みが、大きな成果となるように進めていくことが、いま私たちの課題だ」と脱原発をともにめざす決意を明らかにした。

集会の最後に、「大間原発建設を即時中止と泊原発3号機の運転中止、再生可能な自然エネルギー中心の政策への転換」などを求める集会アピールを、集会参加者全体で採択した。

集会終了後、参加者は千代台公園周辺の約2キロをデモ行進し、「大間原発はいらない」「泊原発の再稼働は許さない」などと訴えた。

大間原発(青森県・大間町)は、電源開発が建設中の商業用原子力発電所で、プルトニウムを含むMOX燃料を世界で初めて、全炉心で使用するプルサーマル発電を行おうとしている商業用原子力発電所。
日本は、2009年現在、45トンのプルトニウムを保有する。プルトニウムの半減期は約2万4360年で、その毒性はきわめて強いといわれている。
現在大間原発の建設は、福島第1原子力発電所の事故を受け作業を中断している。



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