2011年09月12日
9.11から10年、3.11から半年=子どもたちの未来を考えて一緒に動きだそう!
9.11から10年、3.11から半年が経過した9月11日、北海道平和運動フォーラムなどが主催する9.11イラクとフクシマと泊をつなぐ集会が札幌市・クリスチャンセンターで開かれ200人が参加した。引き続くピースウォークには、300人が参加し、世界中の侵略を止め核兵器ののない地球、原発のない地球の実現を訴えた。
集会では、日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)事務局長の佐藤真紀さん講演で「2001年の9.11を契機にブッシュ大統領は、アメリカ防衛のため『大量破壊兵器』を所持するイラクに対して戦争を開始したが、結局、大量破壊兵器は存在せず、具体的開発計画もなかったことが明らかとなり、開戦の正当性が根本的に揺らいだ。しかし、イラクでは多くの民間人が犠牲となり、アメリカの劣化ウラン弾などによって子どもたちは白血病の犠牲者となっている」と指摘し、「被害をこうむるのは、子どもたちである。フクシマの事故も、子どもたちが犠牲になっている」と強調した。
また、「戦争と自身・津波はひとびとの苦しみに似ているが、戦争は必要だという意見もあるが津波は必要だと誰も言わない。日本が復興したら戦争に荷担しない国になるべきだ」と話した。
集会の最後に、「イラクのことを考え、フクシマのこと、泊のことを考え、子どもたちの未来を考えて一緒に動きだそう」とアピールを読み上げ確認した。
「侵略戦争のない世界、放射能におびえずに安心してくらせる世界を私たちの力でつくろう」と、道庁までピースウォークで市民に呼びかけた。