in 自治労北海道
2011年08月12日
北海道の最低賃金は７０５円（＋１４円）＝１０月６日発効予定！
北海道地方最低審議会は、８月１０日午後、2011年度北海道の最低賃金を現行の６９１円から１４円引き上げ、７０５円に改正することとした。
北海道地方最低賃金審議会は、７月２７日に示された中央最低賃金審議会の2011年地域別最低賃金の引き上げ目安をまとめたことを踏まえ、７月２９日から本格的な審議に入っていた。
政労使による雇用戦略対話での合意事項の生活保護費との乖離の解消と「全国最低８００円を確保、全国平均１，０００円をめざす」こととして最低賃金大幅引き上げが必要と強く求めてきた。
生活保護費との乖離解消は、北海道の場合生活保護費の見直しで２６円から３１円となったことや、東日本大震災の影響などもあり、２年で解消すべきか、３年ですべきかで、審議会で激しいやりとりとなったが、中央審議会で目安と示された１３円を１円上回る１４円の引き上げで結審され、２０１１年１０月６日発効（予定）となる。
自治労北海道本部は引き続き連合北海道などと連携して、今回結審した１４円の引き上げの履行を求めるとともに、生活できる最低賃金への引き上げをめざし、雇用戦略対話の合意の具体化や生活保護費との乖離を早期に解消するため、大幅引き上げと最賃制度の抜本的な改革をめざして取り組みを強化する。