2010年09月28日
『正規・非正規の均等待遇』真摯にむき合う=自治労道本部定期大会
本日、9月28日午前9時からホテルポールスター札幌で、自治労北海道第51回定期大会がはじまった。
冒頭、山上委員長は、第51回大会にあたり、道本部執行委員会を代表してあいさつした。
山上委員長は、昨年の大会以降の連続するたたかいについて、厳しい諸情勢の中で、職場・地域で運動を担っていただいた各地本・単組・総支部・評議会の役員や組合員の皆さんに、感謝とお礼の言葉を述べた。
その後、今春闘結果について、「一時金は昨年を上回ったものの、賃上げは結果として目標の5,000円に届かない不十分なものに終わりった。一方で、連合として、今年の春闘を契機に『正規・非正規を問わずすべての労働者の待遇改善』を取り組み、働く者の連帯行動の新たな展開にむけての大きな一歩が踏み出すたたかいだった」と述べた。また、「自治労にとっても官製ワーキングプアと言われる臨時・非常勤職員の処遇改善にむけて、首長に対する要請行動など事実上はじめて本格的に取り組んだ春闘であった」と強調した。
さらに、徳永委員長が8月の自治労本部定期大会あいさつでふれた、自治体非正規職員の処遇改善として、運動の究極目標である『正規・非正規の均等待遇』の実現にむけた問題提起に、「道本部として、しっかり受けとめて全国的な議論に参加していきたい」と述べ、同時に、「この問題はそう簡単な話でないと認識している。めざす具体的な中身が見えてきていない中だが、使用者である自治体当局や政府の理解・対応も当然必要になってくる問題で、何よりも単組・組合員・家族の賛同と取り組みに向けて全単組の意志統一がしっかりできるのかも重要な問題だ」と話した。
その上で、「相当ハードルが高い課題だが、それを乗り越えていくことの困難性は、論をまたない。『正規・非正規の均等待遇』を実現するたたかいは、同じ労働者として正規・非正規の枠を越え、ともに連帯して進めていかなければならない大きな大きな課題だ」と述べ、皆さんとともに真摯にこの課題とむき合って、議論を深めていきたい」と呼びかけた。
その後、当面する諸課題について述べ、最後に「政権交代後1年が経過した。われわれは、新政権に対して主張すべきは主張し、時には大げんかをしながらも、その歴史的とも言える新政権の役割・使命についてしっかり理解し、受けとめ、支えていかなければならない」と強調した。また、間近に迫った衆議院5区補選のたたかいや旭川市長選、来春の統一自治体選挙への支援と協力を呼びかけた。
大会は、今日、明日の議論を経て一年のたたかう方針を決定し、明日29日17時に終了する予定。


