2010年09月05日
「障がい者から市民へ」-スウェーデンの障がい者福祉
9月5日、自治労会館5階大ホールにおいて、スウェーデンの障がい者福祉に学ぶ実行委員会主催の「障がい者から市民へ」-2001~2010年の歩み-集会が開かれた。
第一部では、重症児者にかかわる団体・事業所の報告があり、第二部では、札幌のノーマライゼーションへの取り組み報告がされ、スウェーデンのエライン・ヨハンソンさんから、「障がい者(患者)から市民へ」と題し講演した。
スウェーデンでは、2000年に障がい者が普通に暮らせる全面ノーマライゼーションを実現しました。
これは、障がい者政策を実現的なものにするため、①多様性があることが基盤にある社会的な連帯感、②社会はあらゆる年齢の機能低下者が完全に社会生活に参画できるような構造になっていること、③機能低下のある少女・少年・女性や男性の生活条件が同等であること、を国の計画とし、ハンドリングプランを策定しました。
このハンドリングプランでは、すべての社会機構が含まれており、近年中になにをしなければならないのか具体的な取り組みが示されており、機能低下の人の見解を浸透させるなど、国民ひとりひとりの意識付けをする中から、社会的な運動へとしていくことで障がい者に対する認識が変わったことがあげられました。
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【写真】各事業所のおいしそうなパンやコーヒーの販売も行われた


