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2009年11月25日

なくせ!!「子どもの貧困」、格差解消

11月24日、札幌市・北海道教育会館で、連合北海道が主催する教育講演会を開き、講師に民主教育をすすめる道民連合副会長の宮田さん(北海道教育大学教授)を招き、「教育格差」の背景にある経済・社会構造の問題点を学習した。

近年、「自己責任」をスローガンとした自公政権、とりわけ小泉内閣以降の「構造改革」によって、社会保障や教育などのセーフティネットは寸断され、所得をはじめ、地域・社会層間の「格差」が拡大し、おとなの間で広がった格差が、その子どもたちに引き継がれる「格差の連鎖」が生み出されれている。

講演では、宮田教授が、市場原理主義と雇用法制の規制緩和により、労働者の3人に1人が非正規職員として不安定な雇用を余儀なくされ、親の貧困が子どもの貧困を生む連鎖について述べ、「子どもの貧困がひろがり、1日の栄養量のほとんどを学校給食でまかなう現状になっている」と指摘し、「生活困窮から学ぶ意欲をなくしたり、家計支援のため進学を断念するなど、成長・発達や健康、人間関係などさまざまな面に深刻な影響を及ぼしている。さらに、子どもたちが自ら学び生きていくことを阻害し、子どもの将来の職業や所得にも直結する、『貧困の連鎖』につながっている」と強調した。


【画像】民主教育をすすめる道民連合副会長の宮田和保さん(北海道教育大学教授)


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