2009年06月30日
フィンランドに学ぶ格差・貧困対策と地域医療=すべて自治体が責任を持つ
6月29日(月)、北海道自治労会館で、「タイパレ夫妻札幌講演会-フィンランドに学ぶ格差・貧困対策と地域医療」が開催された。(社)北海道地方自治研究所および(社)北方圏センターが主催し、北海道フィンランド協会、連合北海道、自治労北海道本部が協賛した。当日は約160人が参加者が集まった。
イルッカ・タイパレ、ヴァップ・タイパレのご夫妻は、ともにもともとは医学博士で、議員や行政庁総裁なども務めてきた、フィンランドの著名な社会活動家である。通訳は山田眞知子さん(北翔大学北方圏学術情報センター学外研究員、フィンランド在住)が担当した。
最初にヴァップさんから、地域医療に関するご講演。さまざまな統計資料を用いてフィンランドの地域医療の実情を紹介したうえで、これから解決すべき諸課題が語られた。フィンランドでは、「保健・福祉・医療はすべて自治体が責任を持つ」ということが何度も強調されていた。
次にイルッカさんから、「ソーシャル・イノベーション」をキーワードに、いかにフィンランドが戦後の貧しさから復興し、今日の豊かさを手に入れるに至ったか、時にユーモアも交えながら話した。強さの秘密は、地方分権の徹底、そして教育の無料化という。
フィンランドの社会政策についてより詳しくは、イルッカ・タイパレ編、山田眞知子翻訳による『フィンランドを世界一に導いた100の社会改革』(公人の友社、2008年)を参照されたい。
本講演会の内容は、社団法人北海道地方自治研究所発行の『北海道自治研究』09年9月号(同月半ば発行予定)に掲載の予定。
『北海道自治研究』については下記、社団法人北海道地方自治研究所発行HPをご覧下さい
http://www.hokkaido-jichiken.jp/03/syuppan.html


