2009年03月14日
道民の声聞こえる政治に!=民主党北海道政治セミナー
民主党北海道は、3月14日札幌市内で政治セミナー「チェンジ!政権。躍進の集い」を開き約1000人が参加した。
冒頭、鉢呂代表は「北海道にも春の息吹を感じるこの頃だ。衆議院選挙は、今後6カ月以内にある、その総選挙で政権交代が必要だ」と強調し、「そのためには、道民のみなさんの共通の理解を得られるようにしたい。それが実現してこそ議会制民主主義で、現在の経済状況を乗り切るためにも必要だ」と話した。また、小沢代表の秘書が逮捕されたことにふれながら、政権交代について「この流れを断ち切ってはいけない」とし、「厳しい状況を乗り越えて行くため総力をあげていく」と訴えた。
鳩山幹事長は、「民主党の原型ができたのはこの札幌!2大政党政治を本気でつくり上げるため、自民党政治暴走を食い止めるためにも政権交代を実現しなければならない」と述べ、政権交代が現実味をましてきたなか「あと一歩のところで大変な難関がおしよせてきている。小沢代表自身もショックだったと思う。ご心配をおかけし申し訳ない」と謝罪した。しかし「政権交代させないぞ!という力が動いている」と指摘し、また、「政治資金は本来行政主導のはずで、なぜこのような時期に逮捕されなければならないのか警察に説明責任を果たしてほしい」と訴えた。
鳩山幹事長は、くじけている暇(いとま)はない、とし「今までの官僚主導の政策づくりではなく、国民のみなさまと議論し政策をつくっていける政治ににしたい」と述べ、さらに「道内すべての小選挙区で勝利し、北海道からすべての道民の声が聞こえるような政治になるために、大きな旗を掲げてこの国の政治がよみがえるようにしたい」と話した。
セミナーでは、自治労道本部組織内候補予定の仲野ひろ子(7区)、逢坂誠二(8区・右から)を含む、道内12選挙区の立候補者を紹介した。(仲野ひろ子は、他の用務のため欠席)
逢坂衆議は、「鉢呂衆議、金田衆議の議席を引き継ぎ、8区で、まさに破竹の勢いで頑張ります」と決意を述べた。
参考人聴取を受けた、11区の石川ともひろ衆議は「ご心配をおかけしたことにお詫び申し上げたい」とし「私は、ひたむきに、誠実に仕事をしてきた、やましいことはありません」と言い切った。
さらに、「地域が元気になり若者が地域に戻ってこれる社会にしていくため一生懸命仕事をする」と決意を述べた。
セミナーの2部では、早稲田大学教授の榊原英資さんが「日本経済の行方と政府の役割」をテーマに講演した。
榊原教授は、「ここ2~3年は不況がつづくと思う、民主党が政権をとってもしばらくは大変かもしれない」と述べ、「今は、経済有事だ、そのことをふまえて政策転換しなければならない。未曾有の危機的状況に世界のトップは危機感を持っている。そういう危機感をもって対応しなければならない」と強調した。
さらに、「最初の4年で何をやるかが重要、霞ヶ関をどう変えるかだ」と述べ「今のままの国のかたちでは深刻な事態だ」と指摘した。
その上で、「民主党は国民に分かりやすいマニフェストを示すべきで、この国の形をどう変えるのか、この厳しい時の政策、地方中心の政策、内需拡大の政策にしていかなくてはならないと」話した。