2008年06月30日
「ワーキング・プア」をテーマに=臨時・非常勤等連絡会が交流集会
6月28日札幌市・自治労会館で、自治労北海道臨時・非常勤等職員連絡会議第15回総会兼第24回全道交流集会を開き、87人が参加した。
第15回総会では、高野議長からのあいさつの後、道本部あいさつとして三浦委員長からあいさつをうけた。経過報告、2008年度活動方針を提起、新役員体制を確認して閉会した。
引き続き、第24回全道交流集会を開催し、まず講演「ワーキング・プア」をテーマに、春原雄策さん(NHK広島放送局・放送部 報道番組 チーフ・プロデューサー)が講演した。
NHKスペシャルで放送され大きな反響をよんだ番組「ワーキング・プア」の作成にあたった春原さんが、さまざまな取材の中から感じたことを話した。
「ワーキング・プアの問題は、社会とのつながりや人間としての尊厳を失い、精神まで壊れていく。働くということは何なのか。働くことの価値や意義を社会がないがしろにしてきた。夢や希望を失うことがあってはいけない。労働者も組合も分断され、労働者同士が対立をつくって足を引っ張っている。いろんなイデオロギーはあるが、この社会を何とかしていかなければいけない。枠を超えて同じような境遇の人が声を上げていかなければ」と話した。
春原さん自身も、マスコミの立場として、少しでも社会を動かしていけるような仕事をしていきたいと熱く語った。
午後からは、分科会を開催した。職種別に5つに分かれ、活発な議論を行い、議長のまとめで閉会した。
【画像】「ワーキング・プア」をテーマに講演した、春原雄策さん