2008年06月10日
道本部が「プルサーマル計画」について道に申し入れ
6月10日午後4時、自治労道本部は、北海道知事に対して「泊原発3号機プルサーマル計画の検討にかかわる申し入れ」を行った。(下記、意見書をご覧下さい)
申し入れは、道本部・杉谷副委員長、小檜山政治部長が行い、道は、三田村総務部危機対策局長、村井原子力安全対策課長らが対応した。
道本部は、10日の第18回執行委員会で、道および、地元4町村に申し入れすることを確認し、今後「プルサーマル計画を検討するにあたって、その姿勢と検討すべき課題」について問うことにした。
プルサーマル計画は、6月1日(日)18時から21時に開催された札幌市での「道民の意見を伺う会」は参加者から「日程や時間設定が非常識」「希望した全員の意見表明は時間がなくできない、再度開催すべき」など、運営に関わる意見が多数出されている。また、有識者検討会議の人選についても「推進派ばかりだ」など批判が集中している。
これらの問題点をふまえ、道に意見書を提出し申し入れを行った。
杉谷副委員長は、「有識検討会議の委員が推進派ばかり人選している報道があるように、我々もそのように思っている。ぜひ慎重派の人を委員として追加補充してほしい」と強く訴えた。
三田村局長は「委員については追加について即答はできないが、我々としても将来のことを考えると色んな意見を聞いておきたい、強く要望があるという事は分かった」と話した。
小檜山政治部長は、「7日、青森で行われたG8の参加者は、六ヶ所村の施設について関心も持たず否定的だった、道でも見た方が良い」と話すと三田村局長は「道も見るべきだと考えている、1人でも多くの職員に見せて実感したい」と話した。
さらに、「危険なプルサーマル、高いコストをかけてやる意味がない、道民の是非を問うためにも、道民投票の手法も取り入れてほしい」という道本部の申し入れに対して道は、13日で終了予定の道民の意見を伺うための14支庁に設置の『意見箱』は、今後も期間を延ばし、より多くの道民の意見を聞く考えがあることを示した。
今後、道本部は6月17日、地元4町村長に対する申し入れを行う予定。