2008年05月27日
危険なプルサーマル!なぜ泊原発で利用する?
北電は、2010年から実施使用としている泊発電所3号機でのプルサーマル計画が、今月に入り急ピッチで進行しようとしています。改めていうまでもなく、泊原発も、ウランだけを燃料とする原子炉として設計されたものです。
この原子炉でMOX燃料を燃やすことは、文字通り「実験」だと言わざるを得ません。プルサーマルは、危険性が高く、被害は広範囲に及ぶと専門家は指摘しています。
MOX燃料は海上輸送されることから、輸送時の事故による放射能災害の危険性あります。さらに、MOX燃料は、再処理の目途すらたっていません。使用済み燃料は、運び出す先も決まっておらず、地元に保管される可能性があります。
しかし、こうした危険なプルサーマル計画が、北電と道によって強引に進められようとしています。道フォーラムは、5月22日に地元町村への申し入れを行っています。
5月29日には、講演会「プルサーマル計画の問題点と現状」を開催します。
■講演会「プルサーマル計画の問題点と現状」
とき 5月29日(木)18:30~20:30
会場 共和町・共和町総合住民センター
主催 道平和運動フォーラム・後志フォーラム
テーマ 「プルサーマル計画の問題点と現状」
講師 伴 英幸さん(原子力資料情報室共同代表
【北電とともに危険なプルサーマル計画をすすめる道の「意見を伺う会」】
道は、5月30日~31日には地元4町村、6月1日には札幌市で「意見を伺う会」を開催します。
神恵内村、共和町、札幌市の開催時間が19:00から21:00の参加しづらい時間設定になっていますが、ぜひ参加しましょう。
◇日時、場所
神恵内村 5月30日(金)19:00~21:00 神恵内村漁村センター大集会室(定員200名)
泊 村 5月31日(土) 10:00~12:00 泊村公民館大ホール(定員300名)
岩 内 町 5月31日(土) 14:30~16:30 岩内地方文化センター大ホール(定員1,000名)
共 和 町 5月31日(土) 19:00~21:00 共和町町民会館大ホール(定員250名)
札 幌 市 6月 1日(日) 19:00~21:00 ホテルポールスター札幌ポールスターホール(定員500名)
◇内容(予定)
第1部 全国及び泊発電所におけるプルサーマル計画について
(1) 全国の原子力政策とプルサーマルの状況について (経済産業省資源エネルギー庁)
(2) プルサーマル計画の安全審査について (経済産業省原子力安全・保安院)
(3) 泊発電所のプルサーマル計画の概要について (北海道電力㈱)
第2部 泊発電所のプルサーマル計画に対するご意見、質疑等
また、道は多くの道民の意見を伺い、有権者検討会議にも反映していくためにも意見を募集しています。
下記、道のHPをご覧下さい。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/gat/p_top.htm