2007年10月26日
連合北海道が抗議集会=「キティーホークは室蘭港から出ていけ!」
米空母「キティホーク」及びイージス艦「フィッツジェラルド」が道民の強い反対にもかかわらず10月26日早朝に商業港である室蘭港に入港した。
また、同日朝に函館港にもイージス艦「マスティン」が寄港した。
こうした度重なる米軍艦船の入港は、既成事実を積み重ね日本の各商業港を米軍艦船の準軍事港に定着させようとするアメリカの軍事戦略に沿うものである。特に米空母は小樽港には頻繁に寄港を繰り返してきたが、室蘭には初めての寄港であり、今後、日増しに寄港が繰り返される恐れがある。
連合北海道は、①商業港の軍港化に反対、②米空母「キティホーク」はイラク戦争において多数のイラク国民を殺戮してきた艦船であり、その寄港は許されないという立場から反対・抗議集会と行動を室蘭と函館において展開。
室蘭での全道集会には地元胆振・日高、石狩・後志から500人が結集した。
主催者を代表し高瀬・連合北海道道民運動局長は、「沖縄県民の沖縄戦の教科書検定問題への抗議行動とも連帯して戦争反対の声を拡げよう」、地元の井野胆振地協会長は「室蘭市の平和都市宣言を読み上げ、軍港化反対は市民の意思である」とあいさつした。
集会アピールを採択後、団結ガンバローを三唱し、寄港した空母・イージス艦まで抗議のデモ行進を行い、「寄港反対」「室蘭港から出ていけ」と市民に訴えた。