11月4日18:00から国会における環太平洋経済連携協定(TPP)締結の承認審議の動向を受け、民進党北海道・北海道農民連盟・連合北海道が「TPP承認に反対する緊急行動」を行い市民ら150人が参加した。

石川純雄・北海道農民連盟委員長の主催者あいさつに続き、小川勝也参議院議員(参院特別委員会筆頭理事)と徳永エリ参議院議員(参院農林水産委員会委員)から報告を受けた。

小川参議は「TPP問題は農業や食糧、貿易や関税の問題にとどまらない日本国民全員に関係する課題」とし「一部の富が儲けるのがTPPであり、富をもっと増やしたい一部の人とその他大勢の人たちのたたかいである。審議を左右するのは世論の盛り上がり」と引き続き、反対の声を上げることを要請した。

徳永参議は「信頼できない大臣の元では審議などできない」とし異常な国会の状態を正すために「まずは農林水産大臣を辞任に追い込まなければならない」とした。TPPについては「私たちの生活すべてに関わるルールが大企業の利益拡大のために変わっていく」とし、アメリカとの安全保障にも触れ「変化するTPP協定文、アメリカからの要求・圧力に対して国民の安心・安全を守ることができるのか?何としてもTPPを止めなければならない」と訴えた。

決議文の採決の後、出村良平・連合北海道会長が「強行裁決は断固認められない。ふざけた大臣は即刻、辞任すべき」とし「政権の暴走の表れ」と批判し、「粘り強くTPP断固反対、批准阻止にむけがんばっていこう」と団結ガンバローを行った。
その後、デモ行進を行い、市民に「TPPの批准反対」をアピールした。