靖国神社国営化阻止道民連絡会議は2月11日、ホテル札幌ガーデンパレスで「第39回紀元節復活反対集会」が開かれ約400人が参加した。
上田文雄・弁護士(前札幌市長)が「憲法が危ない~安保法制下で殉職する若者を靖国に合祀?そんな日が来ないために何をしなければならないか」と題して講演した。
上田弁護士は、靖国問題の歴史や「靖国神社法案」の解説、憲法の歴史を語りながら、「憲法は、国民が権力を乱用させないよう監視するためにある。それが立憲主義だ」と強調したうえで、「憲法は権力者を縛るものであって、縛られるものが縄を外すことは絶対に許されない」と批判した。
さらに、「『戦争法』をいくら丁寧に説明してされても憲法9条に違反する。私たちは、安倍政権が侵した間違いを正す力を持ち、それを拡げる力を持つことが求められている」と強調した。
講演後は、自治体首長・議会議長宛の「日本国憲法の尊重・擁護に関する要請書」と「集会宣言」を参加者全体で確認した。