7月23日、自治労会館で「叫ぼう!動こう!平和のために『戦争法案』阻止市民フォーラム」を開き、約400人が参加した。

船橋・生活クラブ生協理事長

主催者を代表し生活クラブ・船橋奈穂美理事長が「今日集会に参加されたみなさんは戦争をさせないという意思のもと参加された。安倍政権に対しては恐怖を感じる『なんでもあり』という感じだ。しかし安倍政権を絶対許してはいけない。署名、街宣、デモなど、みんなで知恵を出し合って行動しよう」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

神田 山陽

大空町出身の講談師・神田山陽さんは「講談師は平和ボケ?」『戦争法案』にレッドカード!と題し、講演した。神田さんは、自身のエピソードや詩の朗読などを交え参加者からの笑いを誘いながら「戦争がなくならない理由はお金持ちが儲けるためだ。安保法案をあまり興味のない人、賛成の人に(安保法案はダメだと)言いたくなくても、言わなければならない。そのためには、こうした人たちに考えてもらうように話のできる関係を普段からつくることが私たちの役割だ。そうすることで自由に、そして自分の意思に忠実に生きられる」と呼びかけました。

 

 

 

 

 

小川・北海道大学学生

 

リレートークでは北大生の小川遥さんは「今回の強行採決に民主主義はなかったと感じた。テロの語源は恐怖政治である。だから安倍晋三という人はもしかしたらテロリストではないかとさえ感じる。自分の周りに はお金がない、就職先がないから自衛隊に入る人が多い。こうした状況から自衛隊は貧困層をターゲットとしているの」と怒りと不安を訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

植田・グリーン9条の会世話人

グリーン9条の会世話人・植田英隆さんは「グリーン9条の会の世話人8年間やっている。右寄りの友人から『よくやっているな』と言われる。しかし観光産業であるため平和でない観光という商売は成り立たない。やはり平和が一番である」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴木・生活クラブ生協理事

生活クラブ北海道理事・鈴木律子さんは「いくら議会制民主主義の多数決でも、政党であっても、政治であっても戦争をやってはいけないと憲法は教えてくれている。絶対子どもたちを戦場に送らせないために、共感の輪を広げてこれからも活動を行っていく」と母親の視点から強く訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

上田・前札幌市長

前札幌市長・上田文雄さんは「今回の安保法案は憲法を壊す法制であるため『壊憲』である。ここ最近の様子を見ると人権侵害の法案である認識が国民に深まってきた。憲法を壊すことは文化を壊すことでもある。振り込め詐欺などは人の心理につけこんで、振りこむよう急がせる。まさに国民の心につけこみ、急がなければならないとしている安保法案も同じ。ともにたたかおう」と呼びかけた。

 

 

 

 

 

 

結城・小樽商科大学名誉教授

北海道地方自治研究所副理事長・小樽商科大学名誉教授・結城洋一郎さんは「戦争が始まるといろいろなことが言えなくなる状況がある。そうならないために止めなければならない。安倍晋三は、憲法学者からは『バカの壁』と呼ばれている。この種の人間には古来より『刃物をもたせるな』という格言がある。彼の手から刃物をとるのは私たちの力であり、責務である。」と運動の拡大を呼びかけた。