道本部は、本日2月6日、午前9時からホテルポールスター札幌で第54回臨時大会を開いている。

臨時大会では、9月に開いた定期大会以降の経過報告(案)と2013国民春闘方針(案)、当面の闘争方針(案)、都市交の統合(案)を討議し17時に終了する予定。

  

道本部は、昨年9月の定期大会以降、賃金確定闘争のたたかいをはじめ、退職手当見直しに対するたたかい、地公三者共闘による当初予算闘争、年末の解散総選挙闘争など、多くの取り組みを展開してきた。なかでも、衆議院選挙は、超短期決戦のたたかいとなり、残念ながら厳しい選挙結果となったことを受けての臨時大会となった。

例年、この時期は中央委員会として開いているが、今回は都市交との組織統合に伴う規約・規定の改正を行うために臨時大会として開催している。

 

 

 

 

山上委員長は、昨日の自治労道本部結成50周年記念のレセプションにご参加いただいたお礼と感謝の言葉を述べ、本臨時大会の開催にあたり、当面する諸課題についてふれあいさつした。

 衆議院選挙闘争については、民主党が自民党に大勝を許し歴史的大敗北となったことにふれ、「今回の結果を見て明確に言えること政権を奪い返されたことや組織内議員の多くを失ったことによる政治的な影響力の低下は、極めて深刻な事態で、今後、政治反動の嵐が吹き荒れてくる」と指摘し、さらに、「より一層公務員バッシングや自治労攻撃が強まるだろう」と強調した。

また、今後、連続する取り組みを展開するうえで、「厳しい情勢下でのたたかいとなることを覚悟しなければならない。特に、参議院選挙におけるたたかいは、強い逆風下でのたたかいになる。支援してきた民主党の存続をかけてのたたかいで、自治労の政治的力量もいよいよ試されることになる極めて重要な選挙だ」と述べ「たとえどんなに強い風が吹きあれようとも、圧倒的に勝利する気概をもってたたかわなければならない。組合員・家族・退職者の皆さんが、『選挙区小川・比例代表あいはら』の徹底によって可能になる」と述べ、引き続き理解と支援、協力を訴えた。

 春闘については、「連合や自治労が繰り返し主張してきた、雇用の安定的拡大・賃金の引き上げ・底上げが必要。個人消費を増やし内需を拡大していくことが春闘の大きな命題だと強調し、連合の春闘メインスローガン『傷んだ雇用と労働条件の復元』で『雇用の再生なくして東日本大震災の被災地はもとより、日本経済や社会の復興・再生はなし』」と述べ、「連合運動に結集し、政府や経営側の社会的責任を厳しく追及し、公務職場における「官製ワーキングプア」と称されている臨時・非常勤職員の組織化と賃金・労働条件の改善にむけて、精一杯職場・地域で取り組んでいきたい」と呼びかけた。

 さらに、国家公務員の7.8%賃金削減に伴う地方公務員への人件費削減強要と地方交付税削減に対するたたかいについて、「この問題はまさに地方自治を否定する安倍政権の中央集権的政治姿勢の現れ。自治労“にくし”の姑息な発想にもとづく許し難い暴挙だ。断じて認めるわけにはいかない。中央のたたかいにしっかり結集し、道内におけるたたかいに全力を上げていきたい」と決意を述べ、最後までの力強い支援と協力を求めた。

 山上委員長は最後に、「都市交単組の皆さんと一体となって当面する諸闘争の勝利にむけて奮闘していく決意を固めあうために、今臨時大会の圧倒的な成功を勝ち取りたい」と、協力を呼びかけた。