連合北海道と北海道労働者福祉協議会(労福協)が主催する、第3回北海道労働福祉講座が11月14日、京王プラザホテル札幌で開かれ、クッキングキャスターの星澤幸子さんが「食は命なり、運命なり」と題して講演した。

労働福祉講座は、連合北海道と労福協が、合同で勤労者福祉の向上を目的とする「勤労者福祉向上キャンペーン」の一環として開き、公開講座にしてから今回が3回目。

主催者を代表して労福協・髙柳理事長は、「健康で働く、健やかに暮らすということは、労働者福祉の趣旨にかなうもの。食を通して生きる力を育む。食べることは健康に暮らすための基本になる。食を通じて色んなことが見えてくる」と述べ「身土不二と言う言葉があるが、人間の体はすんでいる風土にあった、旬の作物を育て食べることで健康に生きていける」とあいさつした。

20年にわたって、北海道でくらす魅力を、お料理レシピを通じて伝えてきた星澤さんは、「食育紙芝居」を見せながら、明るく元気にくらすために欠かせない、毎日の食事と健康についてのノウハウをユーモアたっぷりに話した。

星澤さんは、「食べることは簡単!食べるものの質がどうかということだ」と述べ、実際に、簡単な一汁一菜の作り方を実演した。

【画像】五分づき米の炊き込みご飯、味噌汁、大根の漬け物(クリックすると大きく表示されます)
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その上で「北海道の有能な大地が有能な人材を創っている。北海道は、国に歩調をあわせるのではなく、外国の人がきた時どう対応するのかを考える必要がある」と強調した。

また、「食は、人を良くすると書く。良い物意外を口にしないようにしよう」と述べ「良い人を創るには食を整えなくてはならない。食べ物を食べないで精神力は育たない。日本食はすばらしい。みそ、しょうゆなどの発酵食品、食物繊維は体を活性化する。早寝、早起き、前むき思考で生活しよう。食べるもので自分の体の質が変わる、良い食べ物を良く噛んで食べて自分の体に投資しよう」と呼びかけた。

【画像】良く噛むことが大事!「ひみこのはがいぜ」(クリックすると大きく表示されます)
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